競馬はロマン。因縁の対決って萌えますね。
今回は、2018年4月よりTVアニメの放映がスタートした「ウマ娘 プリティーダービー」を取り上げてみます。
公式ポータルサイト https://umamusume.jp/
TVアニメ公式サイト http://anime-umamusume.jp/

二年前にこのタイトルがイベントで発表されてPVが公開された際に、競馬ファンの端くれとして穿った見方をしようと、かなり懐疑的な視点で辛辣な評価をしていたような気がしますが、今はナタの切れ味でぶった切られた気分です。潔くテノヒラクルーしましょう。この作品、競馬ファンにとってはケチを付ける対象どころか、よくぞやってくれたと言うべきかもしれません。
もちろん擬人化に対する嫌悪感がある人は少なからずいるでしょう。それも、牡馬(オス)までもが女性にされているのですから気分を害することは否定できません。
ただ、競走馬に対して思い入れを持ちやすく、血統や経歴に興味が強い人は競走馬をキャラクターのように捉えることに違和感はあまりないのではないでしょうか。その上で、他の擬人化作品にも慣れ親しんでいるのであれば間違いありません。この作品は心に響くでしょう。

この記事では「ウマ娘 プリティーダービー」が持つ魅力を、実際の競馬の文化と競走馬と比較しつつ紐解いていき、競馬に馴染みのない人に向けて用語解説を交えながら解説していきます。
ウマ娘という新たな潮流に乗り遅れないようにしましょう。
まず競馬を題材としたアニメと言えば、ギャグ要素を基軸にしつつも熱いライバル関係とドラマティックなレース展開を描いた名作「みどりのマキバオー」が思い起こされます。競馬はロマンだと語るにはとても伝わりやすく共感を得てもらいやすい作品となっています。人=騎手や調教師たちをメインにした作品は他にあっても、競走馬自身を擬人化するかのように人と言葉によるコミュニケーションが取れて意思疎通ができる状況にしたのは、この作品の成し遂げた金字塔と言えるでしょう。
その状況にありながら、数奇な運命をたどりつつ栄光のトップに向かう王道と呼べるストーリー展開が印象的な作品でしたが、一方で現実でも歴史的な名馬にはいくつものエピソードが語られているもので、マキバオーのようなデフォルメぶりはないとしても、事実は小説より奇なりな話は枚挙に暇がないほどです。私も昔、宝島社のムック本で色々なエピソードを目にして競馬はロマンとの思いを強くしたものです。
そんなマキバオーと比較して、完全に人間の形、それも美少女になったのがこのウマ娘と呼べるでしょう。しかも実在馬の名前が付き、実在馬のエピソードをオマージュしています。
実在馬を美少女化するのは競馬ファンに対してかなりデリケートな試みで、挑戦的な行為と言えますが、競馬はロマンの旗を掲げて丁寧に忠実に愛のある再現をしたなら、その壁は超えられるのだと思います。障害は飛越するものだと言うかのように。

まず、ウマ娘と実在のモデル馬を比較して感じられるのは、ビジュアルとしての再現性です。キャラクターデザインにおいて、かなり神経を使って作られたと思われます。
基本的には髪の色が毛色をベースとしており、前髪には額の班や紋を示す色分けがされていて、流星(鼻筋を白い毛が流れるように覆う特徴)のある馬はメッシュのようになっています。また、女の子らしいリボンは勝負服の色やたてがみを結ぶリボンが反映されており、耳を覆う布がある場合は実際にそのようなメンコ(覆面)をしていました。レース時は一律の色をした体操服姿になるようですが、キービジュアルのアイドル系ドレスは勝負服を模したカラーリングにされているようです。リストバンドはバンテージ(脚の保護部品)に付いている模様を再現していますし、靴の左右が違う色だったりする場合はソックス(脚の先の毛色が白くなっている)の有無から配色されているようです。馬の外見的特徴を可能な限りで人の髪と服やアクセサリーに変換していますね。こうした芸の細かさが実在する個体を擬人化をする上で最も重要なポイントになるでしょうから、よく考えられているなと思います。
気性との兼ね合いからメンコをした馬はいくつか馬娘にもいますが、実際に覆面としてデザインするとイロモノキャラに見えてしまうため、敢えてそのイロモノキャラぶりを勝って出たかのようなエルコンドルパサーを除いては耳を覆うに留まっています。そもそもそのエルコンドルパサーはメンコをしていなかったんですけども。おそらくコンドル=南米の覆面レスラーの連想なのでしょう。いや本人は南米ではなく北米のアメリカ出身なんですけどね。
なんだか再現度が高いのかよくわからなくなってしまいましたね。
ただ、シャドーロールの怪物と呼ばれたナリタブライアンのシャドーロールが鼻の上のテープになってるのは、どことなくガキ大将っぽさが現れてていいなと思いました。でも口に葉っぱはどうなんでしょうね。
誕生日は実在馬から取られており、馬の出産シーズンは春に固まるので大抵は2月〜4月になってます。稀に海外馬で南半球生まれがいると9月前後の生まれがいますが、現在登場しているウマ娘は北半球生まればかりのようなので完全に偏っています。
スリーサイズは馬格によるところが大きいでしょう。サラブレッドは基準となるサイズにかなり振れ幅があって、体重で言うと400kgくらいから600kg近いところまで実に200kgの差があります。骨格の違いで筋骨隆々としているタイプや、胴の長さが違ったりもします。短距離が得意な馬は馬格に優れて筋骨隆々として大きく、長距離が得意な馬は比較的小柄で胴が長くほっそりとしている傾向があるようです。人間でも100mmのランナーとマラソンランナーでそのような傾向がありますね。キャラクターの性格に引っ張られて体型が決まっているような気がするウマ娘も散見されますが、グラマラスなダイナマイトボディを持つウマ娘は短距離馬(スプリンター)が多い傾向があるようです。
でも、短距離馬として活躍したニシノフラワーはちんまいし、サクラバクシンオーは平均的だし、対するステイヤーであるスーパークリークはなかなかのバストをしているしで、やっぱり一筋縄ではいかないようです。とりあえずヒシアケボノが何もかもデカイのは間違いないので問題なしでしょう。
ダイナマイトダディがいたらダイナマイトボディになっていたのか興味はありますが。

主人公ポジションであるスペシャルウィークと同一のチームとなったウオッカとダイワスカーレットは牝馬同世代のライバルで、ウオッカは牡馬相手に最高峰のレースであるダービーに出走して勝ってしまうというまさに「男勝り」の偉業を達成したことからボーイッシュなキャラとなっているようで、ダイワスカーレットは名牝の家系出身(スカーレット一族)のためにお嬢様っぽい雰囲気を漂わせながらもこちらも各世代最強の牡馬を打ち負かして有馬記念を勝ったブラッドスポーツと呼ばれる競馬の体現者のような馬がモデルなので、今後の活躍は約束されていることでしょう。
その2名とトリオを組むような立ち位置だったゴールドシップはやや後の世代ですが、獲得賞金13億超の芦毛の凄いやつ。背が高いのも、モデル馬が大柄だったことからでしょう。同じステイゴールドを父に、母の父にメジロマックイーンを持つオルフェーブルと同じく性格が荒い点もキャラに反映されているようです。
そしてサイレンススズカ。メインヒロインのような立場で描かれているウマ娘ですが、実在馬のエピソードを思うといずれ大怪我を負って挫折するシリアス展開が約束されている気がしてなりませんが、驚異的なペースによる独走からの、最後の直線で後続に差を詰められてきたかと思わせたところからの二の脚を使って差を再び広げ突き放してゴールを駆け抜けるという絶対的な強さを見せるところはまさにサイレンススズカらしいレース運び。伝説の金鯱賞を再現したかのような姿に往年のファンも胸を打ったのではないでしょうか。
実在馬のことを想像するとやはり気性は荒いはずなのですが、サイレンスの名もあってか物静かで清楚な性格になっているようです。ただ、人一倍真面目でストイックな雰囲気は、馬房でも常に歩き続けるために実質トレーニングされた状態となって基礎から優れた肉体を作り上げたとされるサイレンススズカのエピソードに通じるところがあるような気がします。
逃げ切りのスタイルは同じチームに属することになったダイワスカーレットもそうですね。2名のマッチレースが今後行われたらスタート直後からのハナを奪う展開が期待されます。実在馬の逃げペースからすると順当に行けばダイワスカーレットが2番手に控えそうですが、ウマ娘としては前を譲らなそうな性格をしてそうですし。
(蛇足の話ではありますが、ハイペースの逃げを打ちながらも直線突き放して勝ち圧倒的な力を見せつけるものの、悲劇的な最期を迎えてしまう馬として、かのテスコガビーが同じ配役に収まりそうな気がしますが、ちょっと古すぎますかね。世代が近いマルゼンスキーがいるからノーチャンスとは思えませんが……)

主人公がスペシャルウィークで、同窓生にエルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイがいるのは同一世代のライバルで集めた感じがしますね。ネタバレになりそうですが、クラシック競争(牡馬三冠レース)ではスペシャルウィークはダービーを勝ったものの、皐月賞と菊花賞はセイウンスカイが勝っています。エルコンドルパサーとグラスワンダーは海外生産馬、いわゆるマル外と呼ばれる立場で、当時はまだクラシック競争への出走権がありませんでしたのでライバル関係としては古馬(現在の4歳以降、当時は5歳)になるまでそれほど顕著にはなっておらず、セイウンスカイは古馬でそれほど活躍できないまま故障で競争生命が絶たれてしまったため、4名全てが揃って競ったレースは無かったと思います。
主人公にスペシャルウィーク、そしてサイレンススズカと続くのは、武豊騎手とのエピソードが強いからなのでしょうか。スペシャルウィークは武豊騎手を念願のダービージョッキーにした馬ですし、サイレンススズカは例の故障発生で大変落ち込んだと言われていますアプリのCMに登場するなど武豊騎手のサポートが見て取れるので、特に縁の深い馬が選ばれているのかもしれません。となると、最初にクラシックタイトルをもたらしたスーパークリークも贔屓にしてもらいたいところですね。

また、エピソードとして描かれていたスペシャルウィークの育ての親についてですが、母のキャンペンガールは実際に出産直後に死亡しており、ばんえい競馬の馬(そりを引いて山を越えていくレースでパワーこそ正義のレースなのでサラブレッドとはまるで異なる太い脚の農耕馬)に育てられたとされているため、育ての親は農耕馬をモチーフにしていると思われます。そのためか独創的なトレーニングを積んできたようですね。スピード絶対主義のサラブレッドのレースには関係なさそうなこともやっていましたが、結果としてライバルウマ娘の妨害行為への対策になっていたのは面白い仕掛けでした。
日本のサラブレッドはその多くが北海道の日高地方で生産されているため、スペシャルウィークばかりが北海道生まれの田舎者扱いをされているのは大いに疑問があるのですが、反骨精神を培った主人公キャラを立てるには有効な設定なのは理解できるのでそういうことにしておきましょう。

サラブレッドがサラブレッドたる血統の側面を見ていくとなかなか悩ましい問題もあります。スペシャルウィークの母がキャンペンガールの名を持つためによりその問題が切り離せないと感じてしまうのですが、サラブレッドは強い馬≒競走成績が特に優れる馬を父親にして配合するのが基本となるために、同じ世代の活躍馬=ライバルに同じ父親を持つ馬が揃っているなんてことは決して珍しくありません。
なにせ、スペシャルウィークとサイレンススズカは同じ父親、サンデーサイレンスの仔です。(他のウマ娘ではフジキセキなど、孫も含めると多数)言うなれば異母姉妹(実在馬としては兄弟)ですね。でも異母兄弟なんてあまりに多すぎるので、競馬の慣例からはあまりそのような事は言われません。対して母馬は1年に1頭しか生みませんので、競馬において兄弟や姉妹という呼び名は母馬が同じ場合にしか原則として言われません。現在のところ姉妹ウマ娘はパシフィカスの仔であるビワハヤヒデとナリタブライアンしかいないようですね。大人の事情などが無ければドリームジャーニーとオルフェーヴルで、小さい姉と大きい妹のコンビを組ませれば相当良いキャラになりそうなのですが。
父仔の関係では、前髪がそっくりなシンボリルドルフとトウカイテイオー。生徒会長のシンボリルドルフと、その後輩役に収まるトウカイテイオーの配役になっていますが、なんともデリケートになりそうな関係です。
また、ウマ娘の中でやや離れて古い世代となるマルゼンスキーは、スペシャルウィークの母親の父親だったりするのでどんどんややこしいことになります。
蛇足ですが、生徒会室に掲げられていた標語の「Eclipse」を見て、シンボリルドルフってエクリプス系じゃなくてヘロド系じゃんって思ってしまったのは私だけではないはず。でも奇遇にも生産者は同じなので問題ありませんね。
せっかくなので母仔関係も見たいのですが、そこはエアグルーヴの母であるダイナカールや、アドマイヤベガの母であるベガの登場に期待しましょう。肝っ玉母さんが出てきてくれそうで楽しみです。

この記事を書いている時点ではアニメ第3話が放映される直前ですので、ここではこのくらいにしておいて今後の展開を楽しみましょう。



さてここからは用語解説をしてみます。

【上がり3ハロン】
第1話で描かれたテストレースにてスペシャルウィークがゴールした直後に映し出された、トレーナーがストップウォッチで見ていたのが上がり3ハロンのタイム。
1ハロンとは約200メートルで、日本ではきっちり200mとされています。しかし競馬場内にある「ハロン棒」に書かれた数字は1=200ではなく1=100なので要注意。ゴールに近づくにつれ数値が小さくなり、現在の競馬場ではゴールに一番近いハロン棒が2で、次に4で次に6と200メートルごとに立てられています。
上がり3ハロンとは、6のハロン棒を通過した直後からゴール板に到達するまでの所要タイムを指します。基本的に、レースを先頭に近い位置で走る先行馬より、後方に待機して脚を溜める差し・追込馬のほうが直線で余力があるため速いタイムを計時します。スペシャルウィークは差しを得意とする脚質のため上がりは速いタイムが出やすいと言えます。
最後の直線(ホームストレート)に入るまでは最後尾近くにいながら、直線だけで一気に先頭に躍り出るレーススタイルの追い込み馬は「直線一気」と呼ばれたりもしますね。
サイレンススズカは大逃げするタイプなのでスタートからの3ハロンが速い傾向にあるのですが、最期の直線で二の脚を使える強い馬なので上がりも結構速かったりするすごい馬です。レースではスペシャルウィークに影を踏ませること無く逃げ切ってしまう可能性が高いです。それでも単純に上がりだけで比較したらスペシャルウィークが確実に勝つので、単純に上がりのタイムだけで馬の強さは測れません。切れる脚があるかどうかとコンディションを見極める材料とするのが正しいでしょう。
ウマ娘として登場している中で上がりが速いタイプの馬は、最高峰から直線で突っ込んでくる姿が黒い弾丸とも呼ばれたヒシアマゾンや、三冠馬ミスターシービー、皐月賞馬ナリタタイシン、直線が短いレースの多いスプリンターながら果敢に追い込んでいたビコーペガサス、名前の通り先行馬をスイープしていったスイープトウショウなどが該当します。大人の事情がなければデュランダルやブロードアピールなども登場してもらいたいところです。
斤量(騎手の体重とクラスに応じたハンデをつけるための重りの総量)が軽い牝馬(メス)が比較的追い込みが得意な傾向があるようで、牝馬はキレるとよく言われます。牝馬のほうが短気なわけではないですよ。

【1000メートル通過タイム】
ゴールを到達点として計時する上がり3ハロンとは逆に、スタートしてから1000メートルに到達するまでのタイムを指します。ただしこのタイムはゲートが開いたのを開始として、先頭の馬が1000メートル地点に到達したタイムなので、結果としては全ての馬が対象となるわけではありません。第1話のトゥインクルレースではたまたまメインキャラのサイレンススズカが逃げ馬だったので通過タイムが彼女の強さを表す指針となりました。
一般に通過タイムはちょうど1分くらいなる事が多く、2400mを超える長距離だと体力温存のためペースダウンして1分5秒近くになることも多いです。57秒で通過するのは驚異的な速さです。おそらくあのレースは中距離(1800から2000メートルくらい)なので一般のタイムよりは3秒も速く、他の馬はとても競ることはできません。並の馬は競ったら直線で脚を使い果たして後退していってしまいますから。
ただし、このタイムは先行馬がレースにどれだけいるのかや、馬場の状態(雨によるコンディション)などの要因でも変化するため、先行馬がほとんどいないで有力馬が牽制し合った結果、中距離でもスローペースで1分5秒以上の通過タイムになるものの、上がりの時計が驚異的で結果としては標準よりも速いタイムだったなんてこともあったりします。その場合は上がり勝負の競馬などと言われますね。
スローペースの場合、直線でいい脚を使ったものの時既に遅しで届かずに、実力が発揮しきれないで終わってしまう馬も多いため、人気薄の先行馬が前残りして高配当の結果が出やすくなります。サニーブライアンのクラシック2冠がいずれも人気薄で逃げ切ったのは今でも語り草です。かなり昔には天皇賞で逃げ馬から離れた位置で人気馬同士が牽制して前を追うの譲り合ってる中、悠々と一人旅をしたプリテイキャストが3200メートルをまんまと逃げ切ったなんてのもありました。
サイレンススズカやミホノブルボン、テスコガビーとカブラヤオーの同世代コンビのようにスピードが勝ったタイプでスタートからトップスピードに乗れて、他者の陰を踏ませないペースで逃げてそのまま逃げ切れるなんてのは抜けた実力がないとできない稀代の逃げ馬の資質を持つもののみなので相当に貴重です。それでも1994年の有馬記念におけるツインターボのような大博打もたまには見てみたいものですね。
同じ逃げ馬でも、セイウンスカイやタップダンスシチーなどは長距離を淡々とペースを守って結果的に逃げ切るタイプでした。最近ではキタサンブラックもそのタイプですね。代わりに切れる脚がないとも言われますが。逃げという派手そうなスタイルながらそこまで目立つこと無くすいすいと逃げおおせて、最後まで逃げ残るしぶとさを発揮するのも渋くていいと思います。自分で全てのペースを握るわけですからレース巧者だなあと感心してしまいますね。
ただ、他の馬の動きを見ながら最後に追い抜くスタイルが効率的との見方がされることが多いので、ウマ娘として登場している名馬の多くは二番手以降からの抜け出しか差し脚のタイプがほとんどを占めます。

【トレセン】
作中では府中(東京都府中市)にあるように描かれていますが、府中にあるのは東京競馬場のみで、トレセンと呼ばれる施設のは関東だと茨城県の美浦村にある美浦トレーニングセンターが該当します。
田舎娘が都会の学園に入学、という構図を作るにはその設定が適当だったのでしょうか。美浦村だと都会感が出せませんものね。(地元民には失礼ながら)

【蹴り癖】
この用語は出ては来ませんでしたが、後にトレーナーと判明した男に太もも(トモ)を触られて、反射的に後ろ蹴りを食らわせていたスペシャルウィークの姿は、蹴り癖のある馬を彷彿とさせました。まあ、慣れてない人(厩務員ではない人など)にあんなに触られたら蹴り癖がなくても蹴るでしょうが。
振り返ること無く唐突に後ろへ蹴り上げられるのがまさに馬っぽいなと感じましたが、実際の馬の脚力だったら内臓破裂で即死しかねません。実在するサラブレッドと同じタイムで掛けるウマ娘の脚力も相当なものと思われますが、支える体重が10分の1くらいなので意外とそこまで強烈ではないのかもしれません。でも2本脚であの速度を出しているのですからやっぱりとんでもない脚力のはずですが。
ウマ娘にも尻尾がついていますが、蹴り癖のある馬には尻尾にリボンが付いているのがお約束です。リボンの付いている馬は特に近寄るのを注意しようねというサインです。たてがみに付いているリボンは可愛らしさを引き立てる飾りですが、尻尾のリボンは可愛らしさとは違う理由で付けられているので注意しましょうね。尻尾にリボンが付いているウマ娘が登場するのも期待したいです。あのトレーナーのことですから、わざと触って蹴られるご褒美狙いが発生するかもしれませんし。

まだまだ紹介すべき用語はありそうですが、今回はここまで。
次の回で追加されたらまた別の記事で書いてみますので、興味のある方はご一読ください。
競馬の知識を肉付けすることにより、作品がより楽しめたのなら幸いです。