こんにちは。
倉田亜美ちゃんの健気な自転車愛に心を打たれて、高宮紗希ネキの尋常ならざるロングライド魂に感化されて、ホイホイとロードバイク沼にはまりそうになってる、いつものチョロいワタクシです。

自転車熱が盛り上がる中、いつもよく通っている道すがらにあるのに、まだ入店したことがなかった自転車屋さんがあったことを思い出して訪れたのが、今回ご紹介する「RAMON BIKES」さんです。

RAMON BIKES

アキバの西端に位置する昌平橋通り沿い(神田明神のすぐ近く)に2016年4月に開店したこのお店ですが、外観がシャレオツでワタクシみたいな真性アキバ系オタクには敷居が高いお店かなと思って今まで寄り付かなかったのですが、ドレスアップできるパーツが欲しくなってきた頃合いだったのでこうしたセレクトショップみたいなところを覗いたら面白いのがありそうだよなと思い、意を決して店に入ってみることにしたのです。

すると、スタッフさんがめっちゃ話しやすい人で、相談ウェルカムな空気を醸し出していてくれたから、今まで偏見から入店するのを思い留まっていたのはなんてもったいないことをしていたんだと後悔するほどでした。
それなので、調子に乗って色々と聞いてみた事を自分なりに解釈して掲載し、後で余計なことを書くなと怒られてみようかなというのが今回の記事のコンセプトになります。いやホントは怒られたくはないけど。
まず「RAMON BIKES」がアキバのどのへんにあるお店なのかお伝えします。
先ほど神田明神の近くと書きましたが、この写真を見てもらった方が判りやすいでしょう。

RAMONS BIKE外観

左側に見えますのは、ラブライブ!の聖地として有名な神田明神の男坂。そこからまっすぐ歩いてきて、大きな道(昌平橋通り)に突き当たったところから左に折れてすぐのところにあります。店の前にいくつか自転車が置かれているので、見てすぐにここだと判るでしょう。
この通りの歩道は普段、近くで働いていると思われるスーツ姿の人は多く行き交っていますが、いわゆるアキバのお店や文化を目的として訪れた人がここまで来ることは少ないように思います。ですので、この通りにあるお店を知らない人も多いのではないでしょうか。
このほど近くの道向かいに、老舗のパスタ店「ブルーベリー」と新興のパスタ店「マキタ」があり、パスタ好きにはなかなか熱いスポットだったりします。



さてここで、本題に入る前に前置きの講釈を垂れておきます。

近年の有酸素運動ブームも追い風にしたかのように、自転車を題材とした漫画がアニメ化されてスマッシュヒットを飛ばす傾向が現れているように思います。
特に大きな影響力を及ぼしたのが「弱虫ペダル」でしょう。その登場キャラクターの傾向から特に女性人気を集め、オタク界隈では男性よりも女性の方が自転車のブランドを良く知っているんじゃないかと思うくらいの盛り上がりを見せたため、今なら女性から注目を集められるからとロードバイクに手を出したオタク男性も発生する好循環(?)を生んだとか噂されたりもしました。

そして2016年10月より、今度は男性オタクがターゲットだと言わんばかりの「萌え系」絵柄の作品「ろんぐらいだぁす!」のアニメがスタートし、2017年1月からは「南鎌倉高校女子自転車部」のアニメがスタートし、更に「弱虫ペダル」の第3期も合流するという夜はまさに自転車アニメ時代に突入しているような気がしないでもありません。

自転車業界にとって、購買力に優れるアニメオタク達が自転車に注目してくれている今このタイミングは絶好の販売促進チャンスではないでしょうか。特に、購買力のある人でなければなかなか手を出しにくい価格帯となるロードバイクのジャンルに関しては、先に上げた3作品がロードバイクを中心に据えているだけあって、販売台数を伸ばす絶好のチャンスとなりそうです。

話は少し変わりまして、痛化の文化についても前置きコメントを。

自動車をアニメやゲームなどの絵柄でデコレーションする「痛車」は、アキバにいると日常的に見掛けるほど普及している趣味となっています。
一方、痛車の自転車版は「痛チャリ」と称され、乗られている方も見受けられますが、自動車のそれに比べればずっと安価にできそうなのに見る機会が少ないのは、単純にまだ自動車ほどは普及していないからなのでしょう。

痛チャリってどんなだろうと思い浮かべると「タイヤのホイール面にキャラクターが描かれている」のを連想する人が多いと思いますが、対象となる事が多いロードバイクという車種は、その用途からして如何に無駄を省いて軽量化するかをコンセプトとしているため、表現できる面積が小さく、ホイールくらいしか大きな面積を確保できる場所がないため、必然的にそうなってしまいます。
思い切ってフレームのチューブが形作っているトライアングル部分をパネルで埋めてしまうのも手ですが、ロードバイクのシルエット犠牲にするのは美学を否定しているようですし、他のロードバイク乗りから揶揄されまくりそうでこわいですね。それに、水分補給用のボトルを設置できる貴重なスペースをオミットすることにもなってしまい、自転車乗りとしては致命的な判断ミスになってしまいかねません。
自動車と自転車では、痛化のアプローチがだいぶ異なるようですね。

ただ、ロードバイクは自動車に比べると、個人の技量で部品の交換を楽しみやすいという強みがあります。
規格の一致しない部品を無理に取り付けたり、剛性に欠ける部品を選んでしまうと、乗車中に突如として外れて落車したり横転したりして大変危険なため、決して甘く考えてはいけませんが、安全面さえ意識することを忘れなければかなり自由に手を付けられるのではないでしょうか。
例として、我らがグッスマのレーシングチーム「Good Smile Racingの自転車グッズ部門」が関わる形で、初音ミクのカラーリングを施したロードバイクと、その各部品の単品販売が行われています。サイクルウェア(サイクルジャージ)は実に多くの種類がリリースされているだけに、こうしたドレスアップ部品のリリースも今後期待したいですね。



そして話は改めて「RAMON BIKES」さんの紹介に戻ります。
このお店は、店構えからも察するようにアキバ系カルチャーのニオイは感じません。基本は硬派なロードバイクのお店というスタンスで勝負していきたいようですし、アキバ特有のお客様を選ぶような商品を取り揃えているため一般のお客様が入りづらい雰囲気だなんてことはまったくありません。
店の外から感じたのと寸分違わぬ、シャレオツな自転車屋さんです。

店長さんはカスタムがお得意らしく、パーツの加工や使い方について深い知識をお持ちのようですから、カスタムをするにあたって目指す方向性やビジョンが見えているのであれば、実現に向けて動いてくれそうです。自分だけのオリジナルロードバイクを作って所有欲を満たしたい方は店長さんに相談してみてはいかがでしょうか。
パーツとしては、ヘッドキャップ(ステムキャップ)に線画やロゴを彫り込んだり、オリジナルデザインのステムを作ったり、下地処理からしっかり行ったフレームの塗装などを請け負ってもらえるそうです。ただ、すべてオーダーメイドのワンオフ品となるため、それなりのコストは必要となりますので、見積もりを出してもらって予算と比べながら考えましょう。
とはいえ、所有欲を満たせるワンオフ品に大いなる価値を見いだせる方には魅力の大きなサービスでしょうから、ぜひ相談してみましょう。

で、痛化については版権が関わる作品が対象となると乗り越えなければならないハードルが出てくるので要相談となりますが、そこさえクリアできれば作ってもらえそうです。
デカールを作って貼るのならば、市販のインクジェットプリンターとシートを購入すれば個人で自作できるでしょうが、パーツにレーザー彫刻を入れたり、しっかりと塗装を施すとなると素人の技量と機材では手が出せない領域となるでしょうし、ヘタな加工をすればパーツの耐久性を落として危険性を高めてしまう結果にもなりかねませんので、挑戦するにしても厳しいものとなるでしょう。
その道のプロに頼むにしても、ツテがなくてどうオーダーしたものかと途方に暮れてしまうかもしれませんし、自転車のパーツに詳しくない業者に頼むと削っちゃいけないところまで削っちゃったりしてトラブルになる可能性もあるので、その部品がどのようなものなのか知っている人に頼むのが妥当でしょう。ですので、このお店のように自転車のパーツはどこまで加工していいのか知っていて、適切に手配できるところに任せるのが良いでしょう。
オタク系のデザインを自転車屋さんに委託するのは気が引ける、という方にとっても「RAMON BIKES」さんはオタク系コンテンツを理解してくれている店員さんだし、アキバのお店なので心情的にも頼みやすそうな印象でした。
とはいえ、まずは相談を。
作りたい物のイメージを伝え、できることできないことを判断し、結果をちゃんと想像できる形にして実現可能な形に落とし込んでからでないと、理想と大きく掛け離れた物になってしまうかもしれません。パーツのプロからアドバイスをよく聞いて、時間を掛けてでもデザインを練り直すスタンスで取り組んだ方が納得した物が出来上がるはずです。
レーザー彫刻にする場合は、彩色済みのイラストを線画として表現できる範囲に落とし込む必要があり、大きく印象が変わってしまう可能性もあるので、事前にそのようなブラッシュアップを得意とするデザイナーさんにも依頼しておくとより確実かもしれませんね。

さて、このような書き方をしているとアキバ系の要素が強いお店だと勘違いされてしまいそうなので、軌道修正するために店舗の代表オススメのアイテムを、受け売りテイストに書き起こしてみます。
  • 日本特殊螺旋工業製の自転車用βチタニウムボルトを扱ってるけど、このチタンボルトはいいぞ。
  • 一部の純度や精錬技術が低いチタンボルトのせいで「折れやすい」イメージが付いてしまってるけど、このネジ屋さんのチタンボルトは自転車の何百倍も荷重がかかる自動車にも採用されてるのと同じタイプの、とても精度の高い製品だから、プロのライダーも耐久性を認めてくれるくらい折れにくいよ。
  • 酸化皮膜によるコーティングが見た目にもキレイなだけでなく、防錆や防汚にも高い効果を発揮して、価格はお高めだけどそれ以上の満足感を得られること請け合いだよ。
  • 主にハンドルのステム固定に使うのを想定してるけど、ブレーキのところに使うのも面白いよ。想像以上に効き方が変わった。剛性がとても高いから、クイックな反応を望んでいる人へは特にオススメできるかな。
趣味の世界だからお高めなアイテムが多いのは承知の上ですが、この製品は素材も加工技術もハイレベルなようなので、小さなボルトでも1000円を余裕で超えています。ボクのようなお遊び程度に楽しむ人には性能が勝ちすぎて持ち腐れそうな気がしますし、費用対効果を得られるだけの乗り方もしなさそうなので、現時点では「すごい世界もあるんだなぁ」ぐらいにさせてもらいます。

しかし、何かしらのドレスアップはしたかったので、まずは最も手軽にできそうなヘッドキャップ換装をするため、THOMSONX4 Dress Up KitのRedを購入しました。

THOMSON ヘッドキャップ

ウチの子に着いていた碁石のような黒一色のヘッドキャップ(左の物)が、アルミの質感が艶めかしさを湛えるステキ仕様に大変身。と言うには小さい部品なのでそれほど目立つものではないでしょうが、走行中に視線を下ろせば常に目に入る位置にあるので換装したぜ感はスケール以上に大きく、満足感が得られました。ハンドルステムにサイクルコンピュータを着けてたら必ず目に入る位置ですもんね。
ステムの前方にある金具もキットになっていましたが、こちらは既存のステムとサイズが異なっていたため使えませんでした。赤色のヘッドキャップが単品でなかったから仕方ないとは言え、ムダな出費になってしまったかもしれません。ただ、これが沼というもので、次はこの規格に合うステムを買って、次はそれに合わせるハンドルを、となっていく可能性が大いにあります。
こちとらそういうのは人形遊びで慣れてるぜ!(飼い慣らされているとも言う)
口を開いている沼に喜び勇んで足を踏み入れる人ばかりではないとおもいますので、ちゃんと規格の合っている物を購入するため、事前に自分の自転車に使われている部品のサイズを採寸するか、現物を持ち込んで比較してからの方が良いでしょうね。
でも、実際に自分の愛車に取り付けたらそこだけ浮いちゃって違和感があるからと、また別のパーツを加えてみたくなるのは必然なので、沼に向かうのは避けられない事実です。ようこそ自転車沼へ。

冗談に聞こえない冗談(でもちょっと本気)はさておき、個人的には今後もちょくちょくドレスアップパーツを探してみようと思います。
自転車アニメのブームに乗っかって、グッズメーカーからもパーツを出してくれると嬉しいなぁ。

【注意!】
パーツは自分で選んで交換できますが、規格が合わないものを強引に取り付けたり、自己判断で追加工して、本来の機能が発揮できなくなると、乗車中に外れたり壊れたりしてとても危険ですので、そのパーツがどのような役割を持つものであるのかよく理解した上で、正しく取り替えるようにしてくださいね。