いや、スレじゃなくてブログ記事ですごめんなさい。(出オチ)

この記事を書いている時点で第5話まで放映された、フジテレビ・ノイタミナ枠の「四月は君の嘘」ですが、四月=桜の季節を描いていることもあって、背景美術がとっても彩り豊かで美しく仕上げられています。

そしてこの作品は、練馬区の練馬駅および石神井公園駅付近を主な舞台としているようです。

ワタクシ石神井住人と致しましては、普段から目にしている景色があそこまで美化された背景美術に、このままでは聖地巡礼に来る作品のファンに過剰な期待を持たせてしまい、現地に来てから現実を目の当たりにして大きなショックを受けてしまい、反動で作品を嫌いになってしまうんじゃないかと余計すぎるお節介な考えを持っております故、まずは写真で現実をお伝えすることにより、加熱したイメージをクールダウンさせてギャップを埋めておきパラシュート降下の要領でゆっくりと着地できるようにと思った次第です。

でも思い返してみたら気づいちゃったんです。
石神井公園付近って地元の東映が手掛けた作品を代表に、何十年も前(ど根性ガエル辺りの時代)からロケーションが数多に使われているから、もうみんな現実の景色を充分にご存知でね?
(参考情報:ねりまん!聖地巡礼

おいおいこれじゃせっかく仕込んだ新しい記事のネタがご破産じゃねーか、って手前勝手な事情で、先に挙げた理由はゴミ箱にダンクシュートして、単にやりたいからやるだけの聖地巡礼レポート記事にしてみます。


巡礼レポをやろうと思った本当の理由は、第5話の「橋から川への飛び込み」が、モデルとなっているハズのこの辺りの川でも現実的に行えるのか、と疑問に思ったからです。
なので、実際にそのモデルとなっている橋と川に赴き、水深を測ってみたくなりました。
フィクションでファンタジーなんだから深くは触れずにそのままにしておけば美しく感動的なままにしておけるのに、現実を持ち出して理想を壊そうとする、余計なお世話甚だしい検証厨そのものの思考です。

でも、逆に考えるんだ。
もし本当に飛び込んでも大丈夫な水深で、口に含んでも問題のない水質なら、飛び込んでみたくなるのが青春ってものじゃないですか。飛び込んだならそこに、14歳金髪美少女かをりたそが横で笑ってくれるのが見えるかもしれないじゃないですか。

――あ、それ、頭打って幻想を見てますねきっと。大学附属病院に搬送されちゃうね。

まあ、青春なんてあったかどうかすらも忘れたオッサンだから、現実的な判断で飛び込んだりはしませんが、気になったものは仕方がないので行ってみましたその橋に。



君嘘巡礼比較03

君嘘巡礼05

たぶん合ってますよねコレ。
民家が写りまくりなのがクレーム入りそうで怖いロケーションです。
場所は練馬、じゃなくて新座市です。大泉学園地区の北です。新座と言っても南の端の辺りで、ほぼ大泉学園地区ですので舞台設定としては異なるものではありません。
橋の真ん中で、新座市栗原と新座市石神を跨ぐ場所ですね。 【参照:Googleマップ
石神井ではなくて石神ですが、なんだか親しみを感じます。

君嘘巡礼比較04

君嘘巡礼06

アニメ内では「土稜橋」となっていて、度胸試しと掛けているかのようでしたが、モデルとなった(と思われる)橋の名前は「前通り橋」です。

君嘘巡礼07

反対側には川の名前が。黒目川だそうです。目黒川ではないです。

君嘘巡礼08

特徴的なのがこのレンガ模様の街灯ベースです。形から察するに、ベンチの役割も兼ねているのでしょう。
一株だけ花が植えられているのが何となく哀愁を誘います。
こんなオブジェが橋の真ん中にあることからもお察し頂けるでしょうが、この橋は歩行者専用です。自転車くらいは通れますが。

君嘘巡礼比較05

君嘘巡礼比較06

君嘘巡礼11

更に手前の橋から撮影するのがベストでしたでしょうが、忘れたのでこれを比較用としてください。
向こう側の橋はともかくとして、その奥の右側に見える茶色い外壁の建物までそのまんま描かれていて、これはもうロケーションが同じであると疑いようが無いですね。

君嘘巡礼比較07

君嘘巡礼09

街灯の形状も一致しているようです。
それにしてもこの川は、昔も今も飛び込みのメッカなのでしょうか。道頓堀に飛び込む猛虎ファンに数では圧勝している気がします。

君嘘巡礼12

君嘘巡礼13

橋の欄干から向こうを覗き込んでみました。
これ、飛び込んだらマズイでしょ。綺麗だからとは言っても底がこれだけハッキリ見えてたら明らかに浅いと判ります。
で、直下の川底には公生のメガネ、ではなく傘が落ちていました。

君嘘巡礼15

君嘘巡礼16

それではいよいよ、水深の実測です。
およそ35cm程度――これでは脚の複雑骨折は免れないでしょう。
飛び込もうとした子供が居たら全力で止めなきゃいけません。
もちろん聖地巡礼者の皆さんも、聖地を訪れた興奮でつい何かやらなきゃと思ってしまったとしても、くれぐれも飛び込む真似はしないように。
作品のような華やかな青春ストーリーが始まるどころか、全てが終わりかねません。

君嘘巡礼17

川面に覗く石の上には、清流の証拠と言えそうな野鳥の到来が見られました。
ハクセキレイでしょうか。可愛いですね。
セキレイと言ってもおっぱいおっぱいではありません。

君嘘巡礼18

川のほとりには、なぜかお団子ヘアーでチャイニーな見た目の女の子キャラが描かれている看板がありました。

君嘘巡礼19

ひとつ奥(東側)の橋は、これ以上無く無機質なデザインで、これはこれで面白いなと思いました。アニメでは絶対に映えないでしょうが。デザインが凝っていて手の掛かっている前通り橋との格差が大きすぎてビックリです。
この橋の下辺りに釣り人が集まっていました。コンクリートの護岸工事がされており、草が生えていないのが都合いいのでしょう。この橋の適当さには草が生えますが。

君嘘巡礼20

前述のとおり、この場所はオートバイなどのエンジン付き車両は進入禁止ですので、聖地巡礼者は気を付けましょう。
だからと言って、駅から歩いて行くとなると、最寄りは西武池袋線の「ひばりヶ丘駅」になるでしょうが、結構な距離が有ります。バスが無難かもしれません。
それに何より、周りは民家ですから当地で騒いだりするのはもってのほかです。アニメは聖地巡礼を目的とした観光地への誘致ではなく、あくまで現地の景観でビジュアルが映えるロケーションを選定しているだけのように思えますので、周辺住民も観光客としてウェルカムということにもならないでしょう。よくよく配慮しなければなりません。



所変わって、同じく第5話の中盤のシーンからです。
昔憧れていた先輩と一緒に下校して、複雑な心境を見せる椿ちゃんのシーンですね。
線路脇に差し掛かったタイミングで、このシーンのクライマックスが訪れます。

場所は保谷駅から少し東に行ったところ。 【参照:Googleマップ

君嘘巡礼比較10

君嘘巡礼21

これは撮影に苦心しました。
いや、撮影位置は車が滅多に通らないような道だったので、撮影のセッティングは問題なかったのですが、なにせシーン再現を目論んで夜に撮影したものですから、撮影機材を諸々出してセッティングをするまでに時間が掛かってしまい、隣接した民家から不審者として通報されてもおかしくないような状況でした。撮影機材も見慣れない人からすると、危険な物体に見えてしまうかもしれませんし。
みなさんも撮影するつもりがあるのなら、昼にしておきましょう。夜は危険です。
しかもこれ、手前が暗すぎて20秒露光ぐらいしてこの有り様なので、奥の店や踏切の照明が明るく写りすぎてしまったので、露光時間の異なる2枚を合成してます。当然、三脚が必須です。
車が写っていないように見えますが、踏切側の道は結構な交通量があり、長時間露光のために薄れてしまっているだけです。
しかもこの踏切は1分ごとに開け閉めされるくらい頻繁に電車が通過するので、電車を撮るだけなら良いスポットかもしれません。

君嘘巡礼比較11

君嘘巡礼22

残念ながら夜に撮影するとこのように光線になりますが。ちなみに当シーンでも描かれていた西武線を代表する黄色い車両(扉だけ銀色)ではなく、新しい顔として西武鉄道が売り出し中の「スマイルトレイン」です。こちらの写真ではなんとなくその特徴的な横線が見えると思います。



最後に、第3話のシーンから。
公園で、かをりが公生に対し、コンクールでの伴奏者を任命するシーンです。

場所は大泉学園から少し東にある「泉こぶし公園」です。 【参照:Googleマップ

君嘘巡礼比較01

君嘘巡礼01

君嘘巡礼比較02

君嘘巡礼02

公園入り口の、上部だけハの字に曲がったゲートも特徴的ですが、何よりもこの遊具が特徴的な見た目です。 ですが、とても気になる文字が見えますね。

君嘘巡礼03

「使用禁止」だけならともかく「平成26年度中に新しい遊具へ更新する工事を予定」と書いてあるではないですか。
つまり、この遊具は来年(2015年)の3月までに姿を消す可能性が高いのです。
早速、聖地消滅の危機ですよこれは。練馬区ったらこの作品をPRしているのに、現場担当者にその意志が疎通されてないんじゃないですか?
ぜひとも見た目は変更すること無く、強度の足りていない部分だけを上手いこと交換する工事になりませんでしょうかね。

君嘘巡礼04

この現状に反して、皮肉にも公園入口の掲示板には、練馬文化センターで開かれる「練馬区新人演奏会」なるピンズドなイベントの告知が貼られれいるので、かをり公生コンビの感動的なエピソードをなぞれるように、この景観を維持できるよう策を講じてほしいものです。



以上で聖地の紹介を終了しますが、補足させていただきます。
この作品でモデルとなっている場所は大抵が住宅が隣接しています。観光地として整備され、観光客が多数訪れることを想定し、地域住民の理解を得ている場所ではありません。
橋や公園も、あくまで地域住民の憩いの場として整備されているものであり、地域住民が多く出入りしています。
巡礼を行う場合には、くれぐれも地域住民の方々に迷惑をかけることの無いよう、騒いだり、集団でたむろしたり、傍目から異常に見える行動をしないよう重々配慮しましょう。
住民の方々に不安を与え、自治体などにクレームが入る状況となったら、険悪な関係に発展し、善良なファンにすら不快感を覚えられてしまう結果となってしまうかもしれません。そうなっては誰にとっても不幸ですし、結果として愛する作品に泥を塗り、罪を着せてしまう事にもなります。
一人ひとりが自分の行動、行為が周りにどのように見えるのかを常に意識して、住民のために存在する場所である事を尊重し、最大限の配慮をしながら巡礼を楽しみましょう。
そこは聖地です。けっして穢してはなりません。侵してはなりません。訪れた喜びを胸に秘め、厳かに行動しましょう。
ハッピーエンドとなりますように。



聖地巡礼マップ(仮) - Googleマップ ←場所はこちらにまとめました