作品をご存知ない方の為に、簡単に紹介いたしますと――
「デート・ア・ライブ」とは、神無月恭平師匠(CV:神子安)のありがたい金言を拝聴し、その生き様を胸に刻み込む、変態野郎共にとっての人生のバイブルなのです。

とか言ってると琴里に足蹴にしてもらえます。我々の業界ではご褒美です。

アニメに関してはとても作画が安定しており、最高にブヒれる秀作でした。萌豚にとっては見逃せない回の連続で、大変お世話になりました。
登場人物は総じてキャラが濃いために、30分間観ただけでも疲れを覚えてしまうほど強烈なシーンが満載なのですが、そんな中で唯一と言っていい癒しキャラが今回紹介する「四糸乃」です。(次点で「まじひくわー」の人)

豊乳が揃うキャラの中にあって、琴里と双璧をなす貧乳キャラで、かつ、見るからにロリっ娘なので、訓練されたロリコンお兄さん達から熱い支持を一身に受ける事になるのはもちろんのこと、その臆病で儚げで幼気でいじらしい所作には父性愛が刺激されまくるため、あざとい設定にホイホイ釣られるのは悔しいと思いつつも、ホイホイ釣られるのが何よりも幸せな気持ちになれる方法であると心得ている萌豚の宿命には逆らえず、ホイホイと釣られる事案が発生してしまうのです。

保護欲に駆られて10K超のフィギュアをホイホイと買った萌豚がワタクシです。
まあ、保護して正解でしたけどね。はじめから選択肢は一択だったのでしょう。神無月師匠のお導きだったのかもしれません。

PLUM 四糸乃 00
メーカー(販売元)PLUM(ピーエムオフィスエー)
原型制作不明
スケール1/7スケール
パッケージサイズ29(W) x 25(D) x 30(H) cm


PLUMの作品って原型担当者の名前が出てこないんですが、社内のお抱え原型師さんが作っているんでしょうかね。大人の事情もあるでしょうが、個人的には公表して欲しいです。

それではパッケージを2方向から。

PLUM 四糸乃 パッケージ 1

PLUM 四糸乃 パッケージ 2

デカイです。
1/7スケールですからそれなりに大きいパッケージは覚悟していましたが、空間を大きく使ったポージングもあって、ある程度は許容せざるを得ないものの、まだ幾分余裕を感じられるブリスター梱包ですので、もうちょっと削減できないものかなと感じてしまいました。
窓は全面に大きく開き、そのまま左右にも続く形なので、背面以外の造形は良く確認できます。
その大きさから、積みフィギュアパッケージの基礎に使われてしまいそうですが、前方から両側に向けてが窓で、背面は空いていないので通常の置き方だと強度バランスが悪いでしょうから、注意しておきましょう。


続いて8方向からの全身確認。

PLUM 四糸乃 回転 1

PLUM 四糸乃 回転 2

PLUM 四糸乃 回転 3

PLUM 四糸乃 回転 4

PLUM 四糸乃 回転 5

PLUM 四糸乃 回転 6

PLUM 四糸乃 回転 7

PLUM 四糸乃 回転 8

立体表現として楽しい造形です。
キャラクターの特性としてダイナミックなポージングは似合わなそうでしたが、こうした表現によってキャラのイメージと立体表現の格好良さを両立したのはデザイン担当者の英断であったと思います。英断、と言うのも、これだけ物量を要するデザインであれば販売価格の一万円超えは確実なので購入者も限られてくるでしょうから、敢えてチャレンジする判断は難しいものであったと思われます。
しかしながら、多くのフィギュア製作メーカーが乱立する中で平易なテンプレ通りの作品をリリースしたならば、既視感の作品として興味を持たれず、安価でもスルーされる可能性も高くなるので、二極化しているコンセプトの一端を目指す姿勢は正解と思います。特に、プライズ製品が「プレミアムフィギュア」の名に恥じないほどのクオリティを送り出しつつある現状にあっては。


ではスポット探訪を。

PLUM 四糸乃 01

顔正面。
PLUMの作品は久々に購入しましたが、高価でも納得できるクオリティまで上がってきた印象です。
アイプリントは形状、精細さいずれもデコマスの再現性は今ひとつですが、肌を始めとする発色は文句なしでしょう。
製造工場は中国でしょうが、メーカーの所在地はかのプリンター業界の雄であるEP社の本拠地でもある諏訪ですから、より精巧なプリントを期待したいところです。
髪もかなり毛先が踊った形状に造形されていて、良く作られているなぁと思います。

PLUM 四糸乃 02

左側面からの顔。
ボリューム豊かに踊る髪の間から覗いた、驚いたような顔つきが大変可愛らしくて良いです。
鼻はとても低く、いかにもロリキャラらしい造形ですね。口の中はそれほど掘り込まれていません。
髪の毛先はちょいちょいとエッジの甘さや粗さを見掛けましたが、中央の前髪が綺麗に作られていたり、流れる表現が見応えあって美しかったりするのであまり気にならないですね。

PLUM 四糸乃 03

右側面からの顔。
左からの見え方が完璧に近い構成だっただけに、こちらからはやや画としては厳しい構成かもしれません。

PLUM 四糸乃 04

髪全体が見えるアングルから。
実に見応えのある形状です。
ほとんどの髪先が右側に巻いている中にあって一房だけ、上に向かってくるりと巻いているのが良いアクセントを作っていますね。

PLUM 四糸乃 05

フードは外せませんが、可塑剤入りのPVC製なのでそれなりに軟質ですから、ずらす程度のことはできます。
で、頭頂部も拝めます。
じっくりと見られないこと前提なのが幸いしてか、髪はいくつかのパーツに分割されて頭頂部にて接着されている構成のようですね。インテークっぽく見えるのでコレはコレで有りかもです。

PLUM 四糸乃 06

ウサ耳パーカーの耳部分を後ろから。
陰影を落とすためのグラデーション塗装はほとんど行われていないようですが、カラー配分がビビッド系なので総じて印象は良好です。グリーンをベースにした中にぽつぽつと現れるピンクがとても鮮やかに目に映ります。

PLUM 四糸乃 07

塗装は発色が良く、はみ出ていたりもしないのですが、細かいところまで丁寧とは言えない精度。所々、補修したような跡も見られたので、じっくりみると気になるところもあるでしょう。
しかし全体を眺める分には見栄えする造形や色で全く気になりませんね。

PLUM 四糸乃 08

真上から見下ろすアングルで。
この配色はキュートさ満点ですね。

PLUM 四糸乃 09

コートを羽織っているため、肌はほとんど見えない事もあって、袖の途中が途切れていて腕がチラリと見えるのにすごく惹かれてしまいます。

PLUM 四糸乃 10

パペットを付けていない右手は、ラッパのように開口部が大きく開いた袖から飛び出てきたような、珍しい形状になっています。このアングルからは袖と認識できなさそうですね。
スケールのわりには造形はややアバウトで、爪の塗装などもありません。

PLUM 四糸乃 11

うさぎの尻尾を模したような毛玉は、お尻のあたりから伸びてきた紐の先、本体の右側に配されています。
モコモコとした形状は味わいがあり、柔らかそうな印象を受けますが、球体だけに付け根近くの分割線がやや目立ちます。

PLUM 四糸乃 12
はじめから胸のボリュームを期待するキャラではないのはわかりきっているので、膨らみの造形は無いこと前提ですが、フリルの表現や左右の紐、リボンなどの造形は丁寧に作られています。

PLUM 四糸乃 13

左手には、四糸乃の相棒のような役割を担っているパペット・よしのんがいます。シンプルな形状ではありますが、だからこそ似てる似てないが目立ちやすくもあります。

PLUM 四糸乃 14

見た目の可愛らしさと、相反するような口の悪さはちゃんと内包されているように見える、確かな再現度。
今にもその口がくぱぁと開きそうです。

PLUM 四糸乃 15

上半身が完全に近い防御力でしたが、下半身に目を移すと――
ローアングルからではないのに、ちらりと見える白色がありますね。台座の青が色移りしていて見逃しそうになりますが。

PLUM 四糸乃 16

丁寧に織り込まれた3段のフリル造形にも大変見応えがありますが、その布地が捲れ上がって顕になった腿と膝の肌色が大変眩しいです。
捲れ上がり方がちょっと容赦無いほどなので、スカート部分とは違う白色がこのアングルからも見えてしまっています。なんでしょうこの防御力の差は。

PLUM 四糸乃 17

それにしてもこのプニプニ感満点の脚造形は素晴らしいですね。線が細い印象のキャラクターデザインだっただけに、これは造形的に良改変でしょう。
スカートがぺろんと捲れて、見えているシチュエーションもまた大変に扇情的でプラス要素です。

PLUM 四糸乃 18

膝の位置に視線を合わせると、その眺めはまさに絶景スポット。
パンチラのみならずヘソチラまで堪能出来ます。太腿もぜんぶバッチリ。
膝の皿が造形されているのも高得点です。造形に関しては全方位に抜かり無しの印象ですね。

PLUM 四糸乃 19

ここで台座を確認しましょう。
氷が結晶化したような形状の、青色のクリアパーツで作られた特徴的なこの台座には、氷柱のひとつに本体の足裏と組み合わせて取り付けるダボが2本用意されています。
この尖った形状の台座と、複雑な形状の本体を組み合わせるため、取り付けは少しばかり厄介。どこを持って挿し込もうかと悩ましく感じることでしょう。力の加減を間違うと手に先端が当たって痛い思いをしそうです。

PLUM 四糸乃 20

取り付ける足裏の角度はこのように急角度。
少し苦労はするでしょうが、そのすぐ上に絶景スポットがありますので苦には感じないかもしれませんね。

PLUM 四糸乃 21

足裏のダボ穴は左右にひとつずつあります。足裏の方が軟質ですから、固くてなかなか入らない場合にはこちらを温めてみるのも良いでしょう。乙女の穴は温めながら優しく拡張、は常識です。

PLUM 四糸乃 22

別の角度から穴を確認しましょう。
ええ、穴に至るスジが

PLUM 四糸乃 23

これ以上の深入りは、よしのんからの罵声だけでは済まされないようなので控えましょう。

PLUM 四糸乃 24

以上、見応えのある造形に満足の四糸乃でした。