15年もの年月を経て、今、念願が成就――

ネタバレ上等、と言いますか、このフィギュアを買おうとする人はほぼ確実にネタを知っている人だろうと思いますので、曖昧にはせず、包み隠す事無くコメントします。
そうでもしないと、この喜びを伝えきれませんので。

とは言え、その可愛らしい容姿につい初見で気になってしまい無意識下でクリックしてしまった、バックベアード様に叱られるのが趣味の方々もいらっしゃる可能性がありますので、まずは作品のさわりから。

今回紹介するフィギュアのキャラクターは、登場作名「ランス・クエスト」であり、アリスソフトの「ランスシリーズ」の“正史”第8作に当たります。
いわゆるひとつのエロゲです。コンシューマ機への移植は行われていませんので、エロ抜きの作品はありません。と言いますかそもそも、エロを取り除いたランスはランスじゃありません。ハイパー兵器を発動させてこそのランスです。なので、健全な18歳以上の紳士にしか馴染みの無い作品です。
先ほど第8作と書いたように、長く続く人気シリーズであり、その第一作はなんと平成元年に発売と四半世紀も続いているのです。コンシューマ機の作品でもごく一部しか四半世紀以上続く定番シリーズはありませんから、このランスシリーズが如何に人気があり、かつ優れたゲームなのか証明していると言えるでしょう。
エロゲと称するとコマンド選択式のビジュアルノベル型アドベンチャーゲームのイメージが浮かぶでしょうが、ランスシリーズはRPGの形態を取っており、ステータス等のゲームバランスが取れている事と、爽快な戦闘システムが要となるRPGのジャンルに於いてエロ抜きでも高い評価を得ている作品群でもあります。

つまり、美少女との戦闘に勝ってズッコンバッコンして身も心も制圧するゲームです。ハーレムを形成して、欲望の赴くままに何人もの美少女を相手にハイパー兵器で攻めまくれるゲームです。確かな実力と、謎の人望と、超強運によって権力者とも懇意になり、世の中の全ての美少女は俺の物と豪語するその言葉を実現してしまう大変にうらやまけしからん人物の冒険活劇です。
自分の物とした美少女を助けるためならば、命懸けの無理難題も挑もうとする勇猛果敢さも持ち合わせているものの、それは単に欲棒に忠実な野獣なだけと周りには評価されていて、まあ普段の態度からそれは紛れも無い事実であると思われるものの、本人は「奴隷」と呼んで冒険初期から侍らせていたピンクヘアーの娘が危機に陥ると……とまあこのくらいにしておきましょう。

では、本作「リセット・カラー」のレビューへとまいります。

グッスマ リセット・カラー 00
メーカー(販売元)グッドスマイルカンパニー
原型制作徳永弘範
スケールノンスケール
パッケージサイズ22(W) x 18(D) x 27.5(H) cm


パッケージを2方向から。

グッスマ リセット・カラー パッケージ1

グッスマ リセット・カラー パッケージ2

店頭でこのパッケージを見て、予想外でビックリしました。
その大きさに。
ノンスケール扱いで、全高は公式に明記されているもののスケール感をを想像する事はしておらず、デコマスなどのサンプルも事前に見る機会がなかったものですから、そのキャラクターサイズを考えると1/7スケールどころか1/6スケールにも迫ろうかという大きさだったので、ちんまい娘のイメージそのままに小さなパッケージを想像していたらこの有様でした。
デザインは「カラーの森」をイメージしたのでしょう。緑が基調となっています。
窓は前面の他、右側面の上側に開いているだけなので、側面や背面のチェックはそれほど行えません。しかしながらその純粋でストレートな可愛らしさは、前面からだけでも充分すぎるほど伝わりますから何ら問題無さそうです。


続きまして、フィギュア本体を8方向から。

グッスマ リセット・カラー 回転1

グッスマ リセット・カラー 回転2

グッスマ リセット・カラー 回転3

グッスマ リセット・カラー 回転4

グッスマ リセット・カラー 回転5

グッスマ リセット・カラー 回転6

グッスマ リセット・カラー 回転7

グッスマ リセット・カラー 回転8

リセット本体と、付属の幽体パステルも一緒に回してみました。
子供らしい元気さと、子供ながらに気品あるドレスの翻し方をしている、とても見応えのあるポージングです。
ゲーム中では無邪気さを全面に押し出していて、ゲームの性質上、傲岸不遜で豪放磊落な態度のランスと共に行動する事が多いため、面白がってランスの真似をして、気品さとは正反対の下品な笑い方や表情を多く見せるため、この姿は自然なようでいて不自然に見えてしまう不思議な感覚です。
がははー


ではスポットを挙げていきます。

グッスマ リセット・カラー 01

視線正面の顔。
レビューなので私情を基にした感想を述べるべきではありませんが……俺のリセットはもっと可愛くて天使です。
瞳の色がブラウンなら……とまあそれは別の話として。このリセットも充分に可愛いですし。
リセットは「カラー族」なる種族の少女で、耳の形からしてもお察しですが、妖精やらエルフやらの類に性質が近く、カラー族からは女性しか産まれない特殊な存在かつ、美少女ぞろいのため性的な意味で襲われる危険がありつつ、命と直結している額のクリスタルに価値が有るため狩られる対象ともなっており、絶滅危惧種となっています。数がなかなか増やせないために、外敵に襲われたら対抗できない幼年期が短くなるよう身体の成長はとても早く、なおかつ数を維持するために人間と比べてずっと長寿でもあります。
ですから、外見年齢は6歳くらいに見えるこのリセットも、まだ産まれて1年も経っていない0歳児なのです。幼女ってレベルじゃないです。ヤバすぎます。いや、何がって言われても。
まあそんな事情はフィギュアのレビューには一切関係ないのですが、産まれたてでハリツヤ最高のプリプリたまご肌感が見て取れる白色度の高い綺麗な肌色と、透き通るような肌に浮き上がった清い血の赤によってほんのりと色づけされた頬紅とか、たまらずちゅっちゅぺろぺろしたくなります。
スキンシップですよスキンシップ。

グッスマ リセット・カラー 02

右側面からの顔。
顔パーツの配置や形状のバランスはやや危うく感じますが、元デザインが立体にするには厳しいバランスだったこともあって致し方無いでしょうか。
鼻はロリキャラらしく小さいですが、先端だけちょこんとではなく、鼻筋がなかなか通っているのがちょっと意外でした。
サイズが大きいことも手伝って、髪の情報量やシャープさはなかなかあります。

グッスマ リセット・カラー 03

左側面からの顔。
快活さと無邪気さを感じさせる、大きくてパッチリと開いた瞳が映えます。
右側は前髪にほぼ被ってしまっている特徴的な横に長い耳は、左側は髪の間から元気よく飛び出していて、ついつまんでイジイジしてしまいたくなります。
スキンシップですよスキンシップ。

グッスマ リセット・カラー 04

このフィギュアで特徴的なのは、額の赤いクリスタルでしょう。
期待通りにクリアパーツが使われていて、宝石の質感はやんわりと感じられます。
髪は薄い青色の塗装が施されていますが、前髪と頭頂部周りは陰となる部分が少ないこともあり、白色に近い薄い色合いとなっています。

グッスマ リセット・カラー 05

ふわりと広がった後ろ髪も、山となっている部分は白に近く、谷になっている陰の部分と、先端にやや濃い塗装が施されているため、薄い色で透明感のあるきめ細かい髪の美しさを表しつつ、立体感と動きを際立たせられていて、大変良い仕事がされていると思います。

グッスマ リセット・カラー 06

ファサッと舞う髪から、良い匂いが放出されていると信じて疑う事の出来ないビジュアルです。
あークンカクンカしたい。
スキンシップですよスキンシップ。いや、ヘアーシップですかねこの場合。

グッスマ リセット・カラー 07

上から見ると均等に広がった形状ですが、横から見ると毛先それぞれに異なった動きが表現されていて、リセットのじゃじゃ馬ぶりを表しているというか、小憎らしくて可愛さ100倍感が伝わってくるようです。
一方、清廉さを体現するかのような白いドレスに、丸っこい手が実に可愛らしく、スカートの裾をちょこんとつまみ上げている様子はもう気品確かな御令嬢の卵であると疑いようがありません。

グッスマ リセット・カラー 08

0歳児はもちろんのこと、人間換算の外見年齢でも6歳程度の娘に胸の膨らみを期待する馬鹿者はいないでしょうが、はい、ご覧のとおりの断崖絶壁ボディです。
それもあってか、金色の装飾がとても良く目を引きます。

グッスマ リセット・カラー 10

前方から見た右手とスカート。
つまみ上げられたスカートのさりげないシワ感がいいですね。

グッスマ リセット・カラー 11

左手はグーの形で結ばれていますが、小指だけ軽く握られているためちょっぴりと立っているのが良い演出です。こういうのが大好きです。
爪の形状が作られており、ごくごく自然なほんのりピンク程度の塗装です。
服の袖や、前垂れに施された模様も細かく丁寧に金色で塗り分けられていますね。

グッスマ リセット・カラー 12

前方から見ると寸胴ボディですが、背後から見るとなかなかに細い腰回りで、この年令にして既に意外と良いプロポーションをしているのではないかと期待感を抱いてしまいます。
いえ、抱いてしまいたくなっても抱いてはいけません。ええ、スキンシップはスキンシップでも不可侵な領域はあるのです。
長い後ろ髪で目立ち悪い位置にあるものの、腰周りに位置する服のシワ表現や装飾に妥協がないのも素晴らしいと思います。

グッスマ リセット・カラー 13

そして、目立ちにくいのに見事な仕事といえばこちら、細やかなフリル形状が織りなされたペティコート。
縦に横に、手前に奥に、驚くほどに複雑な形状を成しています。
造形するのも手間が掛るだろうし、型取りするにもどうして抜き出しているのかと不思議に思ってしまうほどの構成です。プロの技を余すところ無く見せつけられました。これを眺めて満足感がさらにアップすること請け合いです。

グッスマ リセット・カラー 14

本体の固定は右足の裏で台座に一点止めのため、時間を経た際の傾きが気になる仕様ですね。本体は重心がそれほど偏在していませんので心配は少なそうですが。

グッスマ リセット・カラー 15

靴のデザインや塗装は至ってシンプル。
台座も透明な円形で、ロゴ等の印刷もない、ここまで特徴のないのは逆に珍しいと思えるほどのもの。

グッスマ リセット・カラー 16

はい、こちらがリセットのお母様、パステル・カラーです。
表情からしていかにも残念キャラ感を出していますし、半透明でちっこいから母親にはとても見えませんが、これはとある事情で身体が乗っ取られて、魂だけが取り残された幽体ですので仕方ありません。
あまりのデフォルメぶりに、ミニイカ娘的なものに見えても仕方ありません。

グッスマ リセット・カラー 17

パステルは単独の台座の他、リセットの顔の横に配置できるようこの様に長い柄の棒を台座に据え付ける方法も用意されています。

グッスマ リセット・カラー 18

パステルは幽体ですので半透明で表現されていて、このフィギュアもクリアパーツで作られています。
通常の照明では濁って写るので、下からライトを直接照らしてみました。
マヌケな顔が一層引き立って見えますね。残念度が増してしまいました。こんなんでもカラー族の頂点に立つ女王なのですが……おっとりして優しかった先代の女王に甘やかされて育てられた結果、精神年齢が幼いまま成長しなかったために、0歳児の娘になだめられるほどに直情的で喜怒哀楽が激しいパステルらしいダメっ子ぶりのよく表れた姿と言えるでしょう。

グッスマ リセット・カラー 19

脚には純白のタイツが穿かれており、足首や膝周りの関節部分には青いグラデ塗装が施されています。

グッスマ リセット・カラー 20

0歳児の秘境探訪という背徳行為に興じるろくでなしの皆様こんにちは。
いやどう見ても急激に育ちまくって、早くも熟成期に入っているようにすら見える形の良い尻がそこにはありまして、一線を突破できる機会も近い未来に訪れると期待させてくれます。
凹凸をハッキリと浮き立たせるピチピチのタイツには、どう見てもおぱんちゅなラインも刻み込まれています。
凄いですね、セクシーさを確かに宿した尻を兼ね備えた0歳児とか、もう種族の違いを感じずにはいられません。
ええ、人間じゃないから0歳児でも問題ないですね。――いや何がでしょうかね。

グッスマ リセット・カラー 30

いや、さすがにその展開はAUTO。
てか、こんな事になったら確実にランスに殺られます。


シャレにならないフォトショネタはさておいて、以下はリセットの成長記録を記す記念写真のつもりで激写しまくった写真です。

グッスマ リセット・カラー 21

グッスマ リセット・カラー 22

グッスマ リセット・カラー 23

グッスマ リセット・カラー 24

グッスマ リセット・カラー 09

あーこれは間違いなく愛娘ですわ。


で、話は戻して先ほどのタイツ撮影で思い出したのですが、過去に似たようなタイツ姿の作品があったなぁと。

グッスマ リセット・カラー 25

はい、出して来ましたよPOP版アリス。
タイツだけでなくポーズもどことなく似ていますし、何よりもアリスソフトの作品とアリスが並んでいるこの状況はなかなかにグッと来ますね。アリスはいても、諭吉がいないのは残念ですが。あとハニーも。
ハニーの形をした消しゴムを持っていたのですが、長年放置した挙句に消息不明になってしまいました。ああ創造主TADA氏が……

グッスマ リセット・カラー 26

そして、秘境探訪ダブルブッキング。
これはいけません、何往復も出来そうです。

グッスマ リセット・カラー 27

続きまして「ランス・クエスト」初回購入特典のねんぷちを用意しました。ランス・クエストが公式サイトに発表された際には、リセットが登場キャラにいるどころか、ねんぷちまでもが発売と同時に用意されると聞いた時にはとてつもなく驚きました。あのリセットがですよ、まさかの主役級となって大復活ですよ。この時が訪れる事を期待してはいたものの、長い年月を経たために半ば諦めていたところにこのサプライズ。2010年から兆しは見せていたものの、ここまでの展開は想像を遥かに超えていました。

グッスマ リセット・カラー 28

ねんぷちリセット本体と、スケール版リセットの共演。
ひじょーに感慨深いものがあります。

グッスマ リセット・カラー 29

最後に、我が至宝を並べて撮影しました。
我が愛しの娘、ランス・クエストの発売から遡ること15年もの過去に発売されたランスシリーズ外伝(正史ではないパラレル設定)の「鬼畜王ランス」にて登場した、正史とは異なるキャラクター性を有したリセットの絵です。どう見ても天使です。揺るがなき愛娘です。
正史のリセットはカラー族の統一したデザインに準拠した青い瞳をしていますが、外伝のリセットは誰かさんと同じブラウン色の瞳。その特徴が確かな血の繋がりを感じられて、個人的には大きな要素だったので、この変更は残念に思ったものです。
言動や行動は純真で健気な幼女の理想的な姿そのもので、ガハハとか言いませんでしたし。あまりの天使ぶりに、あのランスが真人間にしか見えない態度になるほどの絶対的な愛娘力を発揮していましたし。
まあこのままでは、作風を壊しかねないバランスブレイカー要素が強すぎて主役級にするには振り切れすぎている存在のため、主役に転じられてかつ物語の進行を担うための要員として立てられるトリックスター要素に振れたキャラに仕立て直したのでしょう。さらにはあの、おっとりして優しかったパステルがあんなコメディ要素を満載したキャラになったしまうなんて……モダンさんが現女王だったらなぁ、と禁断の妄想を抱いてしまいました。
ま、外伝のような天使で聖女な娘はないかもしれませんが、正史のリセットは妖精っぽい可愛らしさがありますね。好奇心旺盛でいたずらっぽい、男の子にも引けを取らない元気で快活な娘も悪くないものです。


さてここからは、リセットの件からは外れたランスシリーズに関しての余談になりますが。
ランスシリーズは超人気シリーズと言っても過言はないでしょうが、なにぶん今のようにPVC製完成品の美少女フィギュアの市場が確立するずっと前から続くシリーズだからなのか、今更フィギュアを出すのも新鮮味が無いしタイミングを逸している印象があるため売れないのではと見られているのか、これだけ登場キャラが多い作品ながら、フィギュア化された実績は案外少ないです。
その中にあって、山本五十六嬢と上杉謙信嬢はなかなか恵まれていて、それ以外のキャラは全く無いに等しいという状況は不思議です。最古参キャラかつ絶対的ヒロインのシィルがストーリー上ではあんな状態になってて可哀想ではありますが近頃になって完成品フィギュアが出ましたし、同じく最古参キャラでシィル以上に人気を有する魔想志津香もフィギュアが出ています。それにも関わらず、同じく最古参キャラである見当かなみのフィギュアは一向に見かけません。人気投票の結果を見る限りでは、確固たるファン層も得ていて、人気は高水準を維持し続けているはずなのに。
そんなワケで、これだけ人気がある見当かなみのフィギュアも出してくださいお願いします。同じくのいちキャラで後発の鈴女ですら出ているのに、かなみがどこからも出ていないのは……不幸キャラに相応しすぎる扱いです。今後ともよろしくお願い致します。