今回は、久々に「ねんどろいど」のレビューをお送りします。

レビューこそ近頃は行なっていませんが、ねんどろいどもちょこちょこと買い続けています。2013年2月の時点で300作品ほどがリリースされている同シリーズの中で、ワタクシが購入して所持しているのは30作品程度なので、およそ10作品につき1作品購入しているペースです。これを多いと見るか少ないと見るかはあなた次第です。
大抵は固有の表情パーツにキュンと来て衝動買いするのですが、購入直後にネタ写真を撮って、それ以降はお蔵入りするパターンが大半です。たまに新たなネタが浮かんで、一発ネタのための写真を撮影するため再発掘するくらいです。撮ったらTwitter関連の画像投稿サービスに放流して、また律儀に元通りに仕舞うので、幾度か開け閉めすることによるパッケージの裂傷はあるものの、フィギュア本体と各パーツは綺麗なまま保存されていることがほとんどです。パーツの形状に互換性があるため、差し替えをして遊び倒す人も多い同作品を多く所持する人としてはマイナーな部類に入るでしょう。

そんなこんなで衝動買いしては肥やしにしてしまってばかりいる、我が家に積み上がっているねんどろいどシリーズ作品ですが、今回紹介する作品は心の琴線を震わせる要素が多く、撮影意欲がムクムクと盛り上がってしまったので、せっかく撮ったならばレビューも作ろうと思い作成する事になった次第です。
この気持を伝えたい――共感してもらいたい――そんな、レビューブログを始める原点となった感情を思い出しながら。

ねんどろいど 谷川柑菜 06
メーカー(販売元)グッドスマイルカンパニー
原型制作まるひげ 協力:ねんどろん
スケールノンスケール
パッケージサイズ17.5(W) x 8(D) x 21(H) cm

もっともらしい事を冒頭で書き連ねましたが、結局のところワタクシ自身の柑菜ちゃんLOVEっぷりを見せつけるかのように、俺の嫁はこんなに可愛いんだぞと知らしめるために作るようなものです。バーチャル嫁が極めて多く、新作アニメを見るたびに取っ替え引っ替えしてるような浮気症甚だしいワタクシではございますが、柑菜ちゃんLOVEに関しては1年に1人レベルのハードコアっぷりです。
普段は住居の近隣だった場合にのみ対象にしている聖地巡礼を、遙か往復1千キロもの距離をドライブしてまで行ったぐらいですから、自分基準では尋常ではない熱の入りっぷりです。
そりゃ柑菜ちゃんの住む場所の匂いを嗅いでみたくもなります。もしかしたらそこに柑菜ちゃんの匂いが混じっているかもしれないのですから。

はい、閲覧者が踵を返す音が聞こえたのでキモトークはここいらで切り上げ。

まずは例によってパッケージを紹介します。が、ねんどろいどはほぼ統一フォーマットなので正面だけ。

ねんどろいど 谷川柑菜 パッケージ1

いつも左側の【〜系】と書かれているコメントのやっつけ感独特のセンスに得も言われぬ感慨を覚えてしまうのですがそれはともかくとして、夏空をイメージした濃厚な青空と雲のデザインは爽やかさに溢れ、その青は柑菜ちゃんのイメージカラーに合致するのでとても似合っています。

ねんどろいど 谷川柑菜 パッケージ2

ねんどろいどは付属パーツが肝になりますので、ブリスター越しでの写真もひとつ。
表情パーツは3種類と、ねんどろいどシリーズとしては標準的。腕パーツも特に多くはなく、目立った付属パーツとしては猫耳ヘッドパーツ、黄色い液体の入ったグラス、立膝ポーズ用の下半身パーツです。
ネタとしては、第2話『先輩といっしょ…』内で描かれた【女豹のポーズ】の再現がメイン。猫耳は第七話『先輩の気持ち。』で描かれた猫耳メイドが出典と思われますが、メイド服パーツが無いのがやや残念ですね。
どちらにしろ、付属パーツの一つである「謎の黄色い液体」こと【ダイナマイトドリンク】の効用によって馬脚を露わした、平常時は見せることがない柑菜ちゃんの雌の本能が為した羞恥プレイです。本当にありがとうございました檸檬先輩。


それではフィギュア本体を見て行きましょう。ねんどろいどシリーズはポージングは固定ではなく適宜に変化させる特性の作品のため、アングルごとの見え方は重要ではないと考え、いつもの8方向からの写真は省きます。

ねんどろいど 谷川柑菜 01

まずは最初から取り付けられているパーツの組み合わせで正面から。
この表情パーツの特徴としては、視線がやや向かって左側に逸れている点があります。これは後で紹介するピースサインの際にバッチリ決まるよう最適化されている為と思われます。
髪パーツとしては、前髪が少しクロスするように造形されているのがポイント。ショートカットの髪型で、髪留めなども付けていないため、細かいながらもキャラデザとして肝要となる特徴的なデザインと言えるでしょう。
腕パーツの形状はいわゆるキューピー型。それに合わされるように、脚パーツもねんどろいどの平均から比べるとややハの字型に広がっています。ボーイッシュな雰囲気を持つ彼女らしさが表れています。

ねんどろいど 谷川柑菜 02

少し右側に回りこんでみたところ。
ねんどろいどですから、柑菜ちゃんの特性である胸ボリュームは気にならなくなっています。どことなくコンプレックスを解消されてホッとした表情にすら見えてきました。
制服は夏服ということもあって、ブラウスとスカートを組み合わせただけのかなりシンプルなデザインですから、情報量を過密にするのが難しいねんどろいどフォーマットでも全く問題ないようです。
それもあって、一年生の女子が身に付ける青いリボンが特に目立ちます。やはりこちらもイメージカラーと一致するのでとてもフィットして見えますね。

ねんどろいど 谷川柑菜 03

正面とほとんど変わりませんが、やや左側に回ってみたアングルです。
これだけで、かなり視線が外れているのが見て取れます。眉の見え方などもバランスから、視線を合わせないアングルとしてはこちらが安定しています。

ねんどろいど 谷川柑菜 04

少し寄ってみました。
ブラウスの左胸の上部には、校章のワッペンが縫い付けられており、デフォルメ前と比べて相対的に大きく見えます。
気になるのは、髪パーツの前後の結合部に挟まれるように切り取られた部分でしょうか。こちらは右側面にもあります。詳しくは後述。

ねんどろいど 谷川柑菜 05

こちらが右側面。
やはり髪パーツの切り取られた部分がやや気になります。塗装の色合いも少し異なっているように見えるのがもどかしいところ。

ねんどろいど 谷川柑菜 06

こちらが標準の顔パーツでベストアングルを得られるピースサインと併用した写真。トップ画像と同じものです。
指の長さが同じくらいで、親指も立てられているので、ピースではなく3を示しているようにも見えますね。この辺りのディティールはやはりねんどろいどでは難しいですし、敢えて曖昧になっているのがデフォルメ度を押し上げて可愛らしさを増強しているので決して悪い点と断定するものではありません。

ねんどろいど 谷川柑菜 07

やや右斜め上からのアングルで同じポーズを。
このアングルは完全にワタクシの好みですが、先ほどの視線を正面に見据えたベストアングルよりも好きです。好きな娘と視線を合わせるのが恥ずかしいという感情は否定出来ませんが、瞳が適度に前髪の裏へ隠れたほうが却って、その丸く大きな形状が目立つという事もあるのですね。
ハの字型の脚が手前と後ろで奥行きが出ることにより、堂々と立っているように見えるのもポイントです。

ねんどろいど 谷川柑菜 08

そしてここで一気に顔パーツと腕パーツと下半身パーツの3種を交換。
ぺたりとしゃがみ込んでベソをかいているようになりました。
下半身パーツは女豹のポーズをするため、膝立ちを行える形状に合わせられているためしゃがみポーズにはベストではないのですが、なんとなくこのように脚を左右に広げてみるとそれっぽく見えます。
腕パーツは猫耳パーツと組み合わせて、猫が招くようなポーズ(ゴロニャーンと言うとそれっぽい)を再現するために用意されていますが、このように涙を拭くような姿にも見せられます。泣き顔でありながら眉は吊り上がっているために、彼女の気丈に振る舞う態度が、固めた拳で涙を拭うポーズに良く似合っています。

ねんどろいど 谷川柑菜 10

このフィギュアでは、ねんどろいどとしても珍しいギミックが施されており、首のジョイント下にもうひとつの交換パーツが用意されています。
首の後ろの制服部分が存在する物と、そちらが切り取られている物が用意されていて、切り取られている方(写真向かって左側)を使えば首を後ろ側に倒せるようになります。これによってポーズの自由度が増し、かなり遊べるようになっています。

ねんどろいど 谷川柑菜 11

もうひとつが先述の、気になっていた髪の切り取られパーツ。
こちらは当然のように取り外しが出来るパーツです。理由はもちろん猫耳パーツを取り付けるための固定穴です。既存のねんどろいどでも猫耳やヘッドフォンやメガネなどの同系統のパーツを後付けできる作品は何種類もありましたが、挟み込むための小さな隙間が用意されている事が多かったため、ここまでざっくりと取り外すタイプは珍しいと思います。取り付けのしやすさと、取り外しの安心感(パーツの芯が太いため誤って折る心配が少ない)はメリットですが、断層が目立ってしまうことや、このパーツ自体が紛失しやすいであろう点がデメリットと感じました。特に紛失にはくれぐれも注意しましょう。無くなってからではさらに断層が目立ってしまいます。

ねんどろいど 谷川柑菜 09

猫耳パーツを取り付けた例がこちら。
取り付け方が甘く、右側が少し浮いてしまっていますね。これはワタクシの調整不足です。
それにしてもこの、泣きたいくらいに恥ずかしいけどつい本能に抗えずに誘惑しちゃう葛藤が溢れた姿がそそられまくります。頬に紅が差していたならより一層それっぽくなりましたね。
細かいポイントとして、恥ずかしがっている様を強調するために少し脚の爪先を内側に寄せています。
ねんどろいど 谷川柑菜 12

表情パーツを女豹顔に変更しました。と、突然スイッチが入ったかのように雰囲気が変わりました。
どことなく尻を突き出して誘惑しているようにすら見えるのがグッドです。
先ほど紹介した首を後ろ側に傾けさせられるパーツを使い、顎を上げる事でより上目遣いのおねだりポーズ感を強調しています。

ねんどろいど 谷川柑菜 13

先ほどの写真と同じポーズを正面から見るとこのようになっています。
首の丸いジョイントが大きく露出するので、違和感は出てしまうかもしれませんが、ちょっとしたズレここまでダイナミックにポージングの印象を変化させる要素は同シリーズにはあまり無かったので、個人的にとっても嬉しいです。飾る際のメリットよりも、写真のバリエーションが増やせるのが大きなメリットになるでしょう。写真を撮る目的が第一であるワタクシにとってはとてもありがたいパーツです。

ねんどろいど 谷川柑菜 14

再び脚パーツを立膝版にしました。先程は左右に広げていましたが、こちらはいわゆる女座りにするため右向きに揃えました。脚が重ならないので違和感は拭えませんが、なんとなく色っぽさがアップです。
そんなポーズでグラスを傾けるその様は、オトナのオンナをアピールするかのようです。

ねんどろいど 谷川柑菜 15

次は、反動で一気に幼児退行してしまったかのような姿にしてみました。
色っぽい表情に見えたのが一転して、まだ表情が乏しい駄々っ子のように見えます。こうしたアプローチがなんとなくしっくり来るように見えてしまうのが、ねんどろいどフォーマットのデフォルメがいかに汎用的であるのかを示しているようです。

ねんどろいど 谷川柑菜 16

そしてこちらが本来の使い方である女豹のポーズの組み合わせ。猫耳付きは好みによります。
ねんどろいどは顔パーツが大きく重いため、このポーズを維持するためには重心バランスを取りつつ腕パーツを突っ張らせなければならないため、ポーズの自由度はほとんどありません。ちょっとでも衝撃を与えると手前に転げてしまいますので。長期間このポーズで飾りたい場合には脚を仮留めしておいた方がいいでしょう。

ねんどろいど 谷川柑菜 17

そしてこちらが、女豹のポーズの腕パーツを招き猫タイプに付け替えたパターン。
顔の位置が下がったことにより相対的に尻が上がるため、尻を見せ付ける淫乱娘に変わり果てました。
柑菜ちゃんはこんな事をする娘じゃない! の声はごもっともと思います。でも据え膳食わぬは男の恥なので、こうなったら堪能させて頂こうではありませんか。

ねんどろいど 谷川柑菜 18

まあご覧の通り、ねんどろいどですからこんなもんです。
このビジュアルに不満な方は脳内補完でよろしくお願いします。

ねんどろいど 谷川柑菜 19

せっかくなので謎の黄色い液体入りグラスを股間に設置してみましたが、これはAUTO。


ねんどろいど 谷川柑菜 20

最後に、聖地巡礼の想い出と共に。
後ろに写っていたのは、小諸市でのタイアップ企画時に配られていたパンフレットの袋でした。
切符は、柑菜ちゃんが最初に登場した際に居た駅である「乙女駅」の切符発券機で発行したものでリアル切符です。柑菜ちゃんは乙女と呼ぶに相応しい恋愛観の持ち主なのでピッタリですね。
右隣の絵は、柑菜ちゃんの好物が「おやき」(信州地方における「おやき」のため大判焼きではありません)である事から並べました。これは柑菜ちゃんが登場する、小諸市が舞台の「あの夏で待ってる」ではなく、実質的にその前作と言える、大町市が舞台の「おねがいシリーズ」にて登場するヒロイン「縁川小石」(キャラの立ち位置は柑菜ちゃんに近い)の実家かつ、「宮藤深衣奈」「小野寺樺恋」のバイト先として登場する「縁川商店」のモデルになった木崎湖ほとりのお店である「Yショップニシ」にて売られているおやきの限定パッケージです。作品を知っていないとかなりややこしく回りくどい関連性ですが、ファンだからこそのこだわりという事でよろしくお願いします。

結局何が言いたかったかというと。
柑菜ちゃんほどの良妻候補はダメ人間要素満載の海人には勿体無いので、さっさと眼鏡先輩とくっついて柑菜ちゃんを開放するべきだし、とっとと柑菜ちゃんは俺の嫁になるべきという事なのです。
ええ、みんな言ってることですね。
ちなみに、裸族さんも捨てがたいですね。