アニメ「氷菓」の感想も第五回。
それなりの反応をいただけているフィギュアレビューに比べて、需要があるのか全く読めない感想記事ですが、この世のどこかに一人でも「わたし、気になります」と思って見てくれている美少女がいると信じて、今回も作成する次第です。
いよいよ今回が、タイトル通り「氷菓」の名を冠した原作小説のクライマックスとなりましたね。
いよいよとは言いましたが五話目ですし、別の巻のエピソードも一話分くらいは挟んでいるので、実質四話で消化した事になりましょうか。他の作品に比べるとやや早い消化ペースなのかもしれません。
追加エピソードを盛り込んで、原作の印象から一歩外れた作品にしないことは、原作ファンにも納得のアニメ化を実現するために重要視したのかもしれませんね。そもそも監督の武本氏自身がこの作品のファンで、企画を持ち込んだような話も見かけましたから、他でもない監督が原作を大事にしたい気持ちが強く、このような形での再現重視の方針としたのかもしれませんね。

でも、キャラクターはかなりアニメファン受けが良いように演出上でアレンジされていますから、文面からキャラの立ち振る舞いを想像していた原作小説ファン全てが感覚として受け入れられるかは別ですが。

個人的には、可愛いは正義論者なので一向に構いませんけども。

糸魚川教諭の名前ネタは、第二話で名札がアップで映るまで違和感が出るほど長い秒数カメラアングルを固定していたのが前フリとしてあったのが演出上面白かったですね。
糸魚川教諭の学生時代の眉毛が気になりましたが、ここは掘り返したところでアレですし。
まあ、黄色くしたら美味しそうでしたよね。
カンヤ祭の回想シーンで、ヒッピーっぽい服装やらビートルズっぽいバンドやらが出てきたのは、時代性を抜かりなく反映させているなぁと感心しました。このあたりがさすが京アニといったところでしょうかね。

今回は、シリーズ構成を担当した賀東氏の脚本担当回でしたが、セリフは原作小説に忠実でした。となると、賀東氏が得意とするキャラの味付けに辣腕を振るっているのかもしれません。というか、摩耶花たんがいちいち可愛すぎる。ジト目もいいけど、あの手やら脚やらをパタパタさせるのは王道こそ最強論が当てはまりそうです。
でも、見た目に相応しく小動物のようにせわしなく可愛らしい仕草を見せる摩耶花の姿は、クドリャフカの内容をやるとちょっと印象が変わってきそうな気がします。さて、映像になってどうなるでしょうか。楽しみです。
そもそもクドリャフカの内容については、確実に著作権が関わってくるコスプレ衣装の部分をどうアレンジしてくるかが結構楽しみなんですが。一番楽しみなのはレイレイです。

一応、第一巻の内容が完結したので、改めて小説がアニメ化された事によって違いとして感じられた点を総括しますと。
セリフ(鉤括弧)の部分は極力変えることなく、小説ではあまり明確ではなかったキャラの味付け(主に仕草)をアニメファン受けが良いようにアレンジし、ホータローの思考部分は必要最小限にブラッシュアップされ、原作では随所に散りばめられている小ネタ(豆知識や些細な感想)はほとんど削られていたように思います。小ネタが好きだったのでちょっと残念ではありますが、アニメの30分枠で程良くエピソードを進行させるためのテンポを考えると致し方ないというか。まあ、相容れないところなんでしょう。
千反田さんは原作に増して強引さが表面化し、不思議ちゃんに拍車が掛かっているように見えますが、このくらいエキセントリックなキャラは近年いくらでもいますからこのぐらい尖ったぐらいがちょうどいいんでしょうね。そして摩耶花たんのジト目&お子様っぽい仕草は反則級の可愛さ。原作小説を読んでいて、アニメ開始直後は伊原さんと呼称していたのに、今では摩耶花たんと言っているあたりで個人的感情の変化はお察しください。

里志はまあ、原作からしてあんな感じですもんね。
まあ、可愛いけど。