原作であるゲームでの人気もさることながら、放映されたアニメの、テレビ放映を前提としている作品としてはあまりにも意欲的な表現で各方面から大きな注目を受けていたのが、今回紹介するフィギュアのキャラクターがメインヒロインとして登場する「ヨスガノソラ(リンク先18禁コンテンツ有)です。
長閑な田園風景を舞台に、少年少女の思春期まっただ中で不安定な心模様が、時に激情を顕にしながら描かれる作品。
とはいえ、近親(ry

――それでは、透き通った青空が良く似合う、ぴゅあぴゅあはーとが特徴のキャラクター「春日野 穹」の、可憐なワンピース姿のフィギュアをご紹介です。

アルター穹 00
メーカー(販売元)アルター
原型制作乙山 法純
スケール1/8スケール
パッケージサイズ28(W) x 16(D) x 26(H) cm


それでは、アルター製のフィギュア作品では大きな楽しみでもあり、場合によっては憂鬱の種でもあるパッケージをご覧ください。

アルター穹 パッケージ 1

アルター穹 パッケージ 2

ほぼ素立ちに近いポーズのフィギュアです。
――なのに、なんで縦幅よりも横幅の方が2cmも長いの?
アルターマジックが見事炸裂です。
正面から見て透明になっている部分に本体のほとんどが収まっているので、右半分は必要のない謎空間に思えます。
しかしここで、今までの「付属品にも容赦しない」アルターさんの事を思い出して一人納得するのです。
しかし、春日野穹というキャラクターは武器を持って戦ったりしましたでしょうか?

いや、その答えはパッケージ裏で察することが出来るのですけどね。
今までのアルター作品ではあまりなかったパターンの付属品が隠されておりました。
とりあえず個人的には、保管場所さえ考えなければ、デザインの自由度が高いこの大きなパッケージは見応えがあって好きです。


それでは、付属品のことは一旦置いておいて、本体をぐるりと回転させます。恒例の8方向。

アルター穹 回転 1

アルター穹 回転 2

アルター穹 回転 3

アルター穹 回転 4

アルター穹 回転 5

アルター穹 回転 6

アルター穹 回転 7

アルター穹 回転 8

先に「ほぼ素立ちに近い」と書きましたが、必ずしもそうでないのは、さすがこだわり派の多いアルター作品。立ちポーズのフィギュアで「魅せる」作品にほぼ共通した、体をひねったポージングになっていて、髪もふわりと広げて動きを持たせています。
他の作品でもそうでしたが、このようなタイプのポージングは少し見るアングルを変えただけで雰囲気が変わってくるので、とても見応えがあります。個人的にも大好物です。
そして、これまた大好きな「微妙な表情の顔」です。心に秘めた感情が何であるのか、表情からは断定できないこのような顔は、また見るアングルによって様々な表情に移り変わって見えるので、とってもおいしいです。
清楚なワンピース姿に、両手で摘み上げられて半ば顕になった健康的な脚がもう、とってもとってもおいしそうです。
既にこの一回転だけで腹八分目まで美味しく食べられた気分です。
しかし、もちろん本番はこれから。ぜひじっくり見て、彼女の魅力をたっぷりと吸い込んでいってください。


それでは通例に倣い、顔のチェックから。

アルター穹 01

はい、反則です。
反則級の可愛さです。
くりっとした瞳は、興味とも驚きとも困惑とも何とでも捉えられそうな色を浮かべ、わずかに開かれた口が、これから語られる内容に無限の可能性を含んでいるようです。
薄い肌の色に浮かぶ頬紅が、彼女の薄い皮と、幼いが故に血流が豊かな様子を表現しています。
アルター穹 02

左側から覗いた顔は、驚きがやや強くなったように見えます。
鼻の形状が実に可愛らしく、良く似合っています。

アルター穹 03

右側から視線の反対側へ回り込むと、とぼけたように見えて頼りなげで儚げで、守ってあげたい気分がムクムクと。
どの角度から見ても、前髪はPVC製としてはトップレベルの精度で形作られています。

アルター穹 04

さらに右側に回りこんでみます。
前髪にぴょこんと跳ねた髪の表現がまた可愛らしいですね。
そして、口はきちんと彫り込まれ、中に薄く彩色が施されていることも判ると思います。

アルター穹 05

胸元。
ボリュームに関しては最初から期待してはいけません。その小ぶりな胸に、より大きな希望を抱く方々向けの仕様です。
注目すべきは造形精度の高さ。
全体的に色が薄く、種類も少ないため単調になりがちな白いワンピース姿ながら、あしらわれたリボンやフリル生地、そしてダイナミックかつ緻密でリアリティに溢れる皺の造形と、目立たないながらキッチリと施されたベージュ色の彩色。さすが、いい仕事をしてくれます。

アルター穹 06

視線を下に向けていくと、やはり気になるのは左手によってつまみ上げられたスカート。

アルター穹 07

指先で軽く摘み上げた様子が、忠実に表現されています。
そして、いつも通りながら、爪までピンクの彩色が施されています。
化粧っ気のない少女のイメージなので、マニキュアでも塗らない限り出なさそうな、ここまで濃いピンク色であるのはちょっと違和感があるので、欲を言えばもっと薄くして欲しかったなと。もしくは白っぽくして欲しかったかも。

アルター穹 08

続いて右手を。
こちらもスカートを摘み上げていますが、手の形状としてはこちらが表情豊かで好きです。
小指だけ遊んでいるのが好きです。
第一関節の隆起した形状が好きです。
指フェチとしては見逃せないポイントが良く抑えられていて好印象です。
第二関節の表現が簡素で、指の形状がまっすぐになっているのが唯一残念ですが、それは指フェチだけの求めるところでしょうから通常は問題にはならないでしょう。すいません指フェチで。

アルター穹 09

ワンピースと言えど、長袖でゆったりとしたボリュームの服のため、肘の辺りでリボンが結わえられるデザインとなっており、これによって形状にアクセントが出来ると共に、リボンの効果でロリータな印象がアップしている、キャラクターの印象を底上げするために良く考えられたナイスなデザインです。
このフィギュアではそのデザインの魅力を余すところ無く、空気を孕ませたて膨らみを持たせた表現で見事に引き出していると思います。

アルター穹 10

上方から髪を髪を見ていきます。
オーソドックスな分割スタイルで、右に跳ねた前髪と、頭頂部から大きく左側に巻いた触角がそれぞれ付けられています。
服に付けられたリボンが全て清純さを表したかのような白であるのに対して、ツインテールの髪を結わったリボンが黒い所に、このキャラクターのただ清純なだけではない別の顔を想像してしまうような。

アルター穹 11

こちらの角度から、前髪パーツの美しい成形が良く判るでしょう。

アルター穹 12

後頭部。
表現は簡素化されていながらも、流れる形状が単調ではなくリアリティを感じる形状になっています。

アルター穹 13

首筋と、うなじ。
ツインテールは、このように首筋とうなじが顕になるので、首の細さが際立ちます。可憐で儚げな印象が高まってきます。

アルター穹 14

ワンピースを腰で結わえたリボン。
他のリボンも合わせ、艶を伴った塗装がされていて、絹のような質感があるかのように見えます。

アルター穹 15

後ろから見た右手。
小指がまっすぐ立っているのが、もうちょっと外に跳ねているとより好みでした。あくまで個人的な好みですが。

アルター穹 16

改めて左手も。
うん、もう一息ですね。

アルター穹 17

両手に摘み上げられて、段々の皺か形成されている表現は実にお見事。服の素材が柔らかいように感じられます。

アルター穹 18

足元はシンプルな白いソックスとローファー。
個人的には裸足が良かったのですが、まあそれはそれで。
台座ごと水の中に入れてしまえば気付かないだろう……あ、野外撮影のことを考えていましたすいません。
この作品、野外撮影をやってくださいとばかりのデザインですからつい。特に、スカートを持ち上げた様子が、川や波打ち際に足を踏み入れている姿に見えたのでつい。
まあ、それについては追々の課題ということで。

アルター穹 19

台座は比較的シンプル。半透明のブルーです。青空に浮かぶ雲を表現したような模様も入っていますね。

さて、ここからはいよいよ、幼さの残る少女の秘境へと旅立ちます。
心の準備はよろしいでしょうか。

アルター穹 20

膝!

アルター穹 21

膝裏!
太腿!
脹脛!

アルター穹 22

なんたってもう、この膝裏表現が素晴らしいです。
この作品の原型を手がけた乙山氏の特徴的な、左右の筋がクッキリと浮き上がった膝裏表現は個人的に大好物。今回も大変美味しくいただきました。

アルター穹 23

そして、空に浮かぶ白い雲よろしく、穹にある白い布の美しい姿をご堪能ください。
股間の中央真下の窪みと皺がもうエラい事にエロい事になってます。

アルター穹 24

そして、まるで自らスカートを摘んで見せ付けているかのようなこのアングルで、黒いリボンが入った前面の様子をご覧ください。
もうね、清純すぎて何も言えないね。
――これを見ているワタクシの心の中は濁ったものが渦巻いていますが。


さて、ここからは気を取り直してフリーアングルで。
ワンピースをふわりと浮かせたデザインで、多くのアングルから魅力的な姿を見せてくれることは冒頭で触れたので、これよりその写真を掲載していきます。
また、途中でツインテールではなく、髪を解いた付け替えパーツの写真も混ぜています。個別の紹介はしませんので、こちらを見てご判断ください。
なお、付け替えパーツは髪だけではなく首から上ごと交換になります。

アルター穹 25

アルター穹 26

アルター穹 27

アルター穹 28

アルター穹 29

アルター穹 30

アルター穹 31

アルター穹 32

アルター穹 33

アルター穹 34

アルター穹 35

アルター穹 36

アルター穹 37

アルター穹 38

アルター穹 39

アルター穹 40

アルター穹 41

アルター穹 42

アルター穹 43

最後は、意味もなく影を作ってみました。シルエットも印象的だったので。


さて最後に、この作品が出る1年10ヶ月ほど前に発売された、メガハウス版のフィギュアと並べてみます。

アルター穹 44

方や水着姿で肌の露出が多く、方やワンピース姿で一見すると肌の露出は少ないので印象は大きく異なりますが、やはり同じキャラクターであり雰囲気は良く似ていますね。
販売メーカーこそ違いますが、原型製作は同じ乙山氏が手がけている事も、印象が近い要因にあると思います。できればこのように同じキャラクターの別バージョンを、同じ原型師さんが手掛けてくれると、ファンとしては印象が裏切られずに、並べても違和感が少ないため、安心して揃えていけるので嬉しいですね。両作品の発売は2年近い期間が空きましたが。
写真は違いをやや抑えていますが、メガハウス版(水着)のほうが彩色はやや濃く、髪はグレーに近いようです。年月だけでなく、メーカーの差異もあるので、このくらいの差が出てしまうのは致し方ないところでしょうね。

アルター穹 45

後ろ姿も並べてみました。
やはり、どちらも膝裏が素晴らしいです。最高です。


飾って良し、連れ出して良しのフィギュアなので、個人的にもこれからも楽しみです。