超人気作品として同人界に君臨し続ける「東方Project」
その人気たるや語るまでもなく、2011年のゴールデンウィークに開催された同作品群のオンリーイベント「博麗神社例大祭8」では、オンリーイベントとしての規模を軽く飛越する、あの巨大イベントホール「ビッグサイト」の東館(計6ホール)を埋めてしまうほどの凄まじいものでした。

一方、同年2月に行われた「第8回東方シリーズ人気投票 キャラ部門」では、今回ご紹介するキャラクターである『橙(チェン)』は順調に順位を落とし、前回より7ランクダウンの51位という結果でした。

ここで、このキャラクターのフィギュアが今この時期に出る必然性と、商業製品として売り出すことのメリットがあるのかという疑問を考慮したくなるところですが――

んなこたぁどうでもいい。
俺の嫁猫ちゃんが出てくれたこの事実を至上の喜びとする他ねーよ。


つまり、この製品の関係者の方々に感謝至極でございます。
まさに、待ち焦がれていた逸品の、ちょっとだけ期待していたPVC完成品としてのリリースが現実となり、こうして手に入れることが出来た喜びは言葉として表現しきれないほどのもの。
この作品を製品化することを決定したご英断と、それに向けて努力された関係者の方々には頭が上がりません。
本当にありがとうございました。

思えば、この作品のガレージキット版を見かけた時から一目惚れしました。
愛おしくてたまらなくなりました。
そして、ガレージキットの専門誌「レプリカント」に掲載され、その表紙がオタク系ニュースサイトの最大手であるアキバBlogの記事に取り上げられ、橙どころか東方Projectさえ知らない多くのオタクたちに、その愛くるしい姿を存分に知らしめ、ワタクシを含めて早く市販の完成品フィギュアとして販売してくれないかと思いを馳せたものです。

それから2年が過ぎた頃。2010年の年末に開催された冬のコミケで完成品フィギュアとして発売される事が公開され、2年前に思いを馳せた人たちはもちろんの事とは思いますが、その姿をそこで初めてリアルで見掛けて一気にフォーリンラブした人もまた多かったことでしょう。
その1ヶ月半後に開催されたフィギュアのイベントであるワンフェスでもまた、同じように多くのフィギュアファンの心をがっちりと掴んだことと思います。

そしていよいよ、発売されました。

と、ややドラマチックなタッチで書いてはみましたが、実際のところややマイナーなキャラである印象は拭えませんので、意外とそんなに盛り上がってないかもしれないと思いつつも、ワタクシの中では待ち焦がれた瞬間が訪れて気分は最高潮なので、確かに今手元にあるこの女神猫様ににゃんにゃんしながら思いの丈をぶつけてみたりしたのでした。

ということでいつも以上に長い前置きにお付き合い頂きありがとうございました。前置きの長さは愛の大きさに比例するのですよ。

\ちぇえええええええん!!!/

Phat 橙 00
メーカー(販売元)ファット・カンパニー
原型制作YOSHI(とれぱんぐ
スケール1/7スケール
パッケージサイズ17(W) x 13(D) x 26(H) cm


まずはパッケージ。

Phat 橙 パッケージ 1

Phat 橙 パッケージ 2

ファット・カンパニーの製品は「ドキドキどうぶつシリーズ アルパカ」以来の購入なのですが、いわゆるスケールフィギュアとしては初めての購入製品です。
遊び心に溢れた素敵なパッケージデザインですね。
橙の字体が素敵すぎます。なんでまたこんなに気合の入った毛筆体なんでしょうか。
この気合の入りかたは――愛ですか、愛なんですねわかります。だって、同じ愛した者同士なんですもの。
正面から見た時の作品の可愛らしい表情はもちろんですが、パッケージ横の拡大写真がもう最高のアングルですし、背面のフィギュアデザイン元イラストがもう、見た者に萌え狂って死ねと言っているのかと思えるほどの可愛らしさで、撮影前は何とか自重しましたが、撮影後にさあもう汚れてもいいぞとなった直後にもう我慢ならねーぞとキスしまくっちゃいました。
――ああ、大丈夫ですよ。ちゃんと複数購入してるので。


それでは8方向アングルを。

Phat 橙 回転 1

Phat 橙 回転 2

Phat 橙 回転 3

Phat 橙 回転 4

Phat 橙 回転 5

Phat 橙 回転 6

Phat 橙 回転 7

Phat 橙 回転 8

とてつもなく派生していて取り留めのない二次創作としてのキャラクター性はともかくとして、原作であるSTG「東方妖々夢」で登場した際には、移動する度にくるくると回って忙しない動きを見せる“有り余るほど元気いっぱい”なキャラクターの印象でしたので、このように子供っぽい元気なポーズはとても良く似合うと思います。
つまり、猫耳キャラ以前に確固たるロリキャラと言えるでしょう。ええ、申し分ないですね。
身をよじるようにしながらも、その両手は帽子(ZUN帽)とスカートそれぞれに伸びていて、イタズラな風の攻撃に耐えている姿に見えます。もしくは、誰かに覗き見られるか、盗撮されようとしているのを察して防ごうとしているか。
――つまり敵は\射命丸/さんですねわかります。
しかしそれにしては、そのまんざらでもない表情が気にかかります。
となるとこの攻撃を仕掛けた真犯人で、視線の先に居るのは\らんしゃま/になるのですが。
おお、幻想郷こわいこわい。


東方厨置いてけぼり必至のネタばっかりでごめんなさい。
これより注目ポイントピックアップ。

Phat 橙 01

顔。
超絶可愛い、以上。あとはprprするのでそっとしておいてください。
と言いたいぐらいの素晴らしさ。いや本当は言うだけでなく実行したいのですが、せめてレビュー記事作成までは我慢します頑張ります。
最近はツヤツヤのクリアが塗られているアイプリントが多いですが、この作品はマット調なのでそれほど光源の配置を気にしなくて撮影が出来てありがたい限りでした、とは撮影する人の都合でしかなく見る側には何のメリットもないところでしたねすみません。
頬に掛かる髪など全体的な髪の造形はPVCらしくややダルいですが、顔の中央部にある髪の処理がとても良いので印象は引き立っています。
塗装精度も肉眼で見る分には充分です。アップで撮影すると、ちょっと服の黄色い塗装がハミ出ていますが、細かい部分なので無視出来るレベルです。とにかく顔が最高に可愛いからそんな些事は全く気になりません。というのが橙の可愛さにすっかり骨抜きにされているワタクシの言い分です。

Phat 橙 02

左側からの顔。
こちらから見ても安定の可愛らしさ。視線がこちらを向くので、まるでこちらに「てへっ☆」と言っているかのようで、もうすぐにでも抱きしめたいのですが、それを実行したなら「勘違いすんな人間!」とガッシガシに引っかかれると思うので、死をも顧みないほどドMな変態紳士以外はよしておきましょう。
小ぶりで丸っこい鼻の造形も特筆すべきですが、特にその口の造形が神懸っています。ちゃんと彫り込まれていますし、丸みがありますし、八重歯が覗いています。
この口に噛まれて、この八重歯を食い込まされて失血して死ぬのであれば本望とも思えてしまうほど。
そして見逃せないもうひとつのポイントが、黒猫である事を証明する黒い猫耳。そしてフサフサ感たっぷりの耳毛。ツンツンしてピンピンさせたいです。
橙の左耳には付き物の金色ピアスもしっかり装着されています。

Phat 橙 03

右側からの顔。
左側からは「てへっ☆」な顔でしたが、こちらから見ると「あいたたたっ☆」な顔にしか見えませんね。
どっちにしても超絶可愛いことに変わりはありませんが。
どっちにしてもドジっ子キャラにしか見えませんが。

いずれにしても愛くるしさ満点です。
それに、イタいのは橙じゃなくてワタクシの方ですね。はい、否定するつもりは全くございません。橙に求愛行動を見せている姿がイタいと思われるならばそれこそ本望です。

Phat 橙 04

モサモサの耳毛が楽しめる左耳をもう一度。
いや個人的には、このアングルで切り取ると切なげに見える瞳を撮りたかっただけなんですけどね。
全ては愛のため。

Phat 橙 05

帽子が飛ばされないよう押さえるように掛けられた右手。
ZUN某はZUNキャラの象徴ですから、落とすわけにはいけません。落としたら途端に没個性になります。作者からの愛の形を失わないよう、必死で押さえている様子がまた愛おしさを倍増させるようですね。
爪がピンク色に塗られているのも、橙の特徴のひとつです。マニキュアです。引っかかれた人の血がこびり付いている説がありますが、こんな愛くるしい娘がそんな事するはずはないと全力でスルーしておきましょう。心の平和の為です。
もちろん、その域を超越する愛に目覚めているワタクシは、その爪の赤を自分の血の色にすべく自らひっかかれに行きたいほどですが。

Phat 橙 06

左耳を後ろから。
先が黒から白にグラデが入っている所が細かい再現性ですね。
帽子のシワシワな造形も良く作られています。

Phat 橙 07

胸元のや肩のリボン。
こうしてアップにすると大雑把な造形に見えてしまいますが、そのサイズを考えれば納得のレベルです。肉眼で見る分には充分に良い出来です。

Phat 橙 08

スカートを押さえる左手。
こちらの爪にもピンクが塗られています。
小ぶりでぷにぷにとした形状の手がたまりません。これが肉球だと言われても疑わないです。ぷにぷにしたいです。

Phat 橙 09

背後に回りこんで、スカートから出る2本の尻尾を。
風になびくように、それともゴキゲンな様子を表すかのように、先っぽが上を向いているのが可愛らしさを更に引き立てていますね。
尻尾も先に向かってグラデが入っています。

Phat 橙 10

右側面から。
やや身体に巻き付くように配置される尻尾。
めくり上がるようなスカートの中にある柔らかそうなフリルの造形も見逃せません。
そして、猫らしく丸まっっている猫背の反対側に……女の子ならあるはずの膨らみが皆無でもうどうしたものかと。
控えめってレベルじゃねーぞ。
――ええ大丈夫です、男の娘もストライクゾーンですからワタクシ。
いやさすがに、橙はそうであって欲しくないですが。そこはほら、リグルきゅんにおまかせで……
リグルは炎多留じゃねーよ蛍だよ。

Phat 橙 11

足。
シンプルなローファーの革靴と、いかにも幼女が履いていそうな靴下。
その靴下のゴム部分の縮み方が細かく表現されていて、表現の緻密さに脱帽です。

Phat 橙 12

さらにアップ。
1/1と言われても一瞬本気にしちゃうほどの再現度です恐れ入りました。

Phat 橙 13

台座とは右足の下のみで固定するため、左足は宙ぶらりんです。長期間飾っておくとえらいこっちゃになるかもしれませんね。

Phat 橙 14

右側からみた脚。
年端もいかない少女の、まだ未成熟で凹凸もささやかながら、ツルツルでスベスベなのが手に取ってようにわかるというか、つい実際に手に取ってさわさわしてツルツルスベスベ感を堪能したけど、所詮はPVCで出来てるんだから当然じゃんというテンプレを一周して今に至りました。
いやそれにしてもこの眺望を前にしたら、少女が有する禁断の幻想郷に期待せざるを得ませんね。

Phat 橙 15

少し手前に回りこむと、さらに素敵なアングルにたどり着きます。
スカートを押さえて恥ずかしそうにしているのはわかりますが、その脚の開き方はもう誘っているようにしか見えないという、二律背反の様相を呈していますね。
まあ後者についてはご都合主義の成れの果てですが。

Phat 橙 16

そしてこの表情である。
ちょっと下から見上げるようなアングルにした途端、まるで無理矢理エッチな事をされそうになって涙目になりながらこちらへ「もうやめておにいちゃん…っ」なんて言いながら許しを乞うているかのような顔に見えてきました。
ええそれもご都合主義の妄想炸裂なのですが。

Phat 橙 17

「もうやめておにいちゃん…っ」と言われるのをむしろ推進力にして、さらに下へと向かっていくと、はい見えてきましたよ幻想郷が。

Phat 橙 18

Phat 橙 19

東方キャラのフィギュアなのにドロワーズじゃない!
幻想郷もといエデンだ、エデンがあるぞ!


Phat 橙 20

「にゃあああああ! もうお嫁にいけないよぉぉぉぉ!」
「大丈夫だ。俺がもらうから」

大真面目に言ってます。

Phat 橙 21

「てへっ☆ やりすぎちゃいましたごめんなさいっ☆」

ということで、多方面に敵を作ってしまった感のあるレビューになりましたが、今回は完全に自分の欲求を完遂するために作った記事なので問題ありません。