未曽有の震災により一時期、開催も危ぶまれた2011年夏のワンダーフェスティバル。
しかしながら出展関係者の努力の甲斐あって、無事予定の会期に開催されました。
ただ開催内容には少なからず影響があり、一般ディーラーの参加数は2割ほど減ってしまったとのこと。
こうなった大きな要因として、被災により参加困難な状況になった事以上に、ワンダーフェスティバルの核となっている当日版権システムが諸事情により利用できなかったことが大きく響いたようです。
このままではワンダーフェスティバルという多くの造形作家がその技を披露し、活躍する場が沈静化してしまい業界に取って良いことではないと危惧したのか、多くの企業が独自に特定の作品における当日版権を許可するという英断を下し、回避できないと思われた「版権作品が無いオリジナルのみのワンダーフェスティバル」は幻となりました。
とはいえ、版権が下りたのは「企業が今売り込みたい旬の作品」が目立ち、対象となった作品がいつも以上に偏る結果となってしまった印象がありました。
それは旬の作品を作りたいと考える多くの人にとっては不都合がなかったのでしょうが、思い入れの強い作品で造形を重ねるタイプの造形作家にとっては撤退を余儀なくされたのではないでしょうか。
幅広い作品と作風の競演が楽しめるのが魅力であるイベントとしては必ずしも歓迎すべき状況ではありませんでしたが、何はともあれそんな状況の中でも、参加されたディーラーさんたちは各々の個性をぶつけ、いつも以上に限られたテーマの中でそれぞれの技を昇華した素晴らしい作品を作り上げてくれていました。
そんな皆様に精一杯の拍手を。
今回のワンダーフェスティバルレポートは一般ディーラーのみのご紹介、50音順での掲載で2部構成といたします。前編として、ディーラー名「数字〜A〜Z」のディーラーさんの作品を紹介いたします。
しかしながら出展関係者の努力の甲斐あって、無事予定の会期に開催されました。
ただ開催内容には少なからず影響があり、一般ディーラーの参加数は2割ほど減ってしまったとのこと。
こうなった大きな要因として、被災により参加困難な状況になった事以上に、ワンダーフェスティバルの核となっている当日版権システムが諸事情により利用できなかったことが大きく響いたようです。
このままではワンダーフェスティバルという多くの造形作家がその技を披露し、活躍する場が沈静化してしまい業界に取って良いことではないと危惧したのか、多くの企業が独自に特定の作品における当日版権を許可するという英断を下し、回避できないと思われた「版権作品が無いオリジナルのみのワンダーフェスティバル」は幻となりました。
とはいえ、版権が下りたのは「企業が今売り込みたい旬の作品」が目立ち、対象となった作品がいつも以上に偏る結果となってしまった印象がありました。
それは旬の作品を作りたいと考える多くの人にとっては不都合がなかったのでしょうが、思い入れの強い作品で造形を重ねるタイプの造形作家にとっては撤退を余儀なくされたのではないでしょうか。
幅広い作品と作風の競演が楽しめるのが魅力であるイベントとしては必ずしも歓迎すべき状況ではありませんでしたが、何はともあれそんな状況の中でも、参加されたディーラーさんたちは各々の個性をぶつけ、いつも以上に限られたテーマの中でそれぞれの技を昇華した素晴らしい作品を作り上げてくれていました。
そんな皆様に精一杯の拍手を。
今回のワンダーフェスティバルレポートは一般ディーラーのみのご紹介、50音順での掲載で2部構成といたします。前編として、ディーラー名「数字〜A〜Z」のディーラーさんの作品を紹介いたします。