ファンを良い意味で驚かせてくれた、ジャージ姿の律っちゃん(田井中律)からシリーズがスタートしたマックスファクトリーの「けいおん!」スケールフィギュアシリーズ。
マックスファクトリーといえば【figma】作品群のメーカーとして有名となり、既に全員がお決まりの制服姿で、可動フィギュアとしてデビュー済みであるため、マックスファクトリーが「けいおん!」シリーズで成し遂げる仕事は完遂したのではないかとこっそり思ってしまっていたのですが、いやいや決してそんなことはありませんでしたね。
稀に見る人気コンテンツであるため、既に各社が一通りのパターンを揃えてきたような感のある「けいおん!」フィギュア作品ですが、マックスファクトリーはそこにやや独創的なテイストを含めたコンセプトで、ファンの心に訴え掛ける作品群を用意してきたのでした。
第一弾の律っちゃんが、ジャージ姿というかなり意表を突いた服装がチョイスされ、それが見事に律っちゃんらしさに溢れていたので、隊員たちはこぞって絶賛し、その作品が誕生したことを喜んだものでした。
いやまあ、唯・澪・梓の3名に比べてあまりにも立体化に恵まれていない事もありましたが。そりゃ隊員は飛び付きますって。

そんな風に、戦略は見事に的中してか、ジャージ律っちゃんは軒並み売り切れ状態となっていて、出遅れ感などどこ吹く風となった当シリーズ。期待の第二弾が、ジャージ律っちゃんが発売して一ヶ月後に登場しました。

次に登場したのは、人気トップと言われ、立体化に最も恵まれている秋山澪です。幼馴染コンビから順にリリースしてくるとは解っていらっしゃいますこと。
ただ、澪のフィギュアは既に競合数多。さらにはその姿が学園祭バージョンとあっては、某メーカーすら苦戦した、定番中の定番である服装です。
さて、ジャージ律っちゃんで「けいおん!」のフィギュア作品における新境地を開拓した当シリーズ。次は最も競合の多いこのテーマで、どれだけのファンのハートを射止めてくれることでしょうか。

MAX秋山澪00

メーカー(販売元)マックスファクトリー
原型制作なかやまん
スケール1/7スケール


まずはパッケージ。

MAX秋山澪 パッケージ1

MAX秋山澪 パッケージ2

横へ広がる要素はほぼ存在しないため、コンパクトな縦長パッケージで、置き場に困るフィギュアコレクターには安心の仕様です。
ただ、ジャージ律っちゃんと同じく、やはりこちらも一般のスケールフィギュアよりもやや大きめな1/7スケール。全体的にやや大きめとなっています。
中が見えるのは正面だけと、実物を確認できるアングルが少ないのはやや残念。
代わりに、側面にプリントされた、実物よりも大きな写真が大きなインパクトを与えています。
この視線は反則級。


続いて8方向。

MAX秋山澪 回転1

MAX秋山澪 回転2

MAX秋山澪 回転3

MAX秋山澪 回転4

MAX秋山澪 回転5

MAX秋山澪 回転6

MAX秋山澪 回転7

MAX秋山澪 回転8

台座のロゴが正面を向いている位置が、メーカー側がベストと判断したアングルなのでしょう。
身体全体はわずかに左へねじれ、顔は右へと向き、視線だけがこちらを向いている状態です。
ええ、ベストと言って良いアングルだと思います。個人的な好みでは他にも候補があるのですが、多数決でベストを決めたなら、コチラになるでしょうね。やっぱりその視線が大事です。
まるで、仔犬が怯えたようにこちらを窺う視線と仕草――たまりませんね。保護欲と嗜虐心が同時に沸き起こりますね。
身体を巻くように浮かんでいるコードは、銅線が芯に入ったリード線のようなもの。そのまま電子機器に使用できそうなモノ。整形が適当だったため、よれよれになっていてすみません。このような部品の設置は、性格が出てしまいますね。
正面からは判りづらいですが、重心はやや背後に傾いています。長期にわたり飾っていると、歪んできそうで気になります。台座のダボから抜けて、後ろに倒れてしまうかもしれませんので、長い期間飾ること前提であれば接着しておいたほうがいいかもしれません。
ふわりと浮き上がったようになっているスカートは、その中へと視線を誘うかのように扇情を掻き立ててくれます。


それでは各所ピックアップ。

MAX秋山澪01

お顔。
この視線と、困惑やら怯えやらを強く印象付ける眉。そして、恥ずかしさに打ち震えているかのように口元を隠して身をよじる仕草。
ヤバイです。可愛すぎます。プリティでキュートです。マックスハートファクトリーです。
ジャージ律っちゃんの、自然体そのものの表情とは対照的とも言えますが、この表情こそ澪のファンが望んでいる彼女らしさなのではないでしょうか。
とても恥ずかしがり屋で、照れ屋で、とっても乙女。ボーイッシュな言動と態度から一転、少女の儚さを見せるこのギャップの大きさが、彼女を人気トップクラスにした最大要因の魅力でしょう。
その仕草に似付かわしい、ゴシックロリータな雰囲気を醸し出す衣装が、キュートさをより一層引き立てるようにマッチしています。
その手に握られているのがギターというところが、彼女が澪であり、けいおん!という作品のメインキャラクターであることをしっかりと定義付けていて、キャラクターフィギュアとして高い次元で作品の要素が調和した、見事なデザインとなっています。
アイプリントの精度はさすがの一言。きっちり澪の瞳だと判別できます。
髪はPVC製としてはなかなかシャープですし、表現の処理も上手なので、とても良い雰囲気に仕上がっていると思います。

MAX秋山澪02

やや上から見るとこのような表情。
個人的にはこちらのアングルもすごく美味しいと思います。
怯える仔犬を見守る感覚です。
ギターのネックに巻きつけた右手が、少女らしいぷにっとした肉付きで素晴らしいですね。

MAX秋山澪03

頭の上にはヘッドドレス。ゴスロリのイメージをアピールする重要なファクターです。
この位置から見ると、鼻はなだらかな曲線で、やや長く感じます。個人的な好みとはちょっと違いますね。
ちょこんと見える耳がまたとってもキュート。

MAX秋山澪04

顎と口と首とリボン。
フェティシズムが掻き立てられます。
通常のアングルだと隠れてしまう口ですが、中は赤く塗装されています。

MAX秋山澪05

ドレスの腰回り。
豊かなシワ表現が、柔らかな素材感を引き立てています。
色が全体的に暗いので、付着したホコリが目立ってしまいます……これはフィギュアの落ち度ではありませんので、適時吹き飛ばしましょう。

MAX秋山澪06

ギターのヘッド部分。
同メーカーがリリースした「涼宮ハルヒ 激奏Ver.」でも魅せてくれた、ギターの作り込みは健在。きちんと弦が張られています。

MAX秋山澪07

ネックに巻きつけた右手を後ろから。
ああ、この指先をワタクシのネックにも巻きつけていただきたいものです。

MAX秋山澪08

ギターのボディ部分。
こちらもやはりお見事な造り。見事な質感を表現してくれています。
いやしかし個人的に注目すべきは、ギターのくびれに這わせるように添えられた左手。この形状です。
指フェチとして堪らない形状になってます。手のひら側の肉の凹凸、小指の反り方、その隣にある薬指と形成する美しい曲線を纏ったトライアングル。
これだけでかなり満足してしまう指フェチなのが自分です。ごちそうさまでした。

MAX秋山澪09

さてそれでは、盟友・律っちゃんと同じく露出度の少ない上半身と好対照なまでに肌色を見せてくれている、輝くような若々しくぴちぴちとしたその脚を拝ませていただくことにいたしましょう。
ふわふわと軽く浮くように広がったフリルから伸びる、ぷにぷにと柔らかい事が確信できる健康的な肉付きの脚。スカートのふわふわ時間(タイム)演出によって、ワタクシの興奮度もふわふわと上昇していくのでした。

MAX秋山澪10

MAX秋山澪11

MAX秋山澪12

ああもう言葉などいらないではありませんか。
そうです――ここにエデンがあったのです。
太ましいなんて言わせませんよ。けいおん!の魅力は、年頃の少女らしいその健康的な脚を、いわゆる美脚志向に沿って削ぐのではなく、きっちりと等身大のままに描き切ったところなのです。
太いから太股(フトモモ)って言うんですよ。偽りで固められた細い脚などNO,Thank You! ですよ。

MAX秋山澪13

さて、その美しい健脚美の織り成す曲線を楽しんだ後に、ワタクシの設置したよれよれコードをお見せして申し訳ございません。なかなかこれが難しくてですね。

MAX秋山澪14

足元と台座。
律っちゃんの台座と基本的には同じデザイン方針ですが、ベースであること、青いことの2つは澪仕様。そしてこちらは透明パーツです。そのため、色合いも違って見えますね。

MAX秋山澪15

台座との固定は両足の靴底ですが、それなりに角度が設けられているので、先述のとおり全体の重心が後ろに傾いていることもあり、やや外れやすく感じました。この写真でも、左のつま先がやや浮き上がっている状態になっています。長期間飾るのであれば、やはり接着するのが無難かと。
コードの両端は、ひとつはギターに、もうひとつはこのように台座の後ろ側に差し込みます。あとは適度に巻いてください。適当にするとこちらの写真のようになりますが……

MAX秋山澪16

背後から、その美しく流れる長い髪を。
あずにゃんぺろぺろ、のフレーズが浸透している同作品ですが、ワタクシはそれと同等以上に、澪の黒髪をくんかくんかしたいですね。

MAX秋山澪17

以上、マックスファクトリー版の秋山澪フィギュアレビューでした。