奇しくも、というかなんというか、今回のレビュー作品は、前回レビューした作品と同じ「シャイニング・ウィンド」のメインヒロインとなります。
ただ、フィギュア制作メーカーが違い、作品の指向性も違うので、その魅力の捉え方は大きく変わります。
比較することなく、新鮮な目で見るのが吉かと思います。

アルタークララクラン06

顔が写っていないショットで開始したのは今回が初めてかもしれません。
ま、個人的にこの辺りがこの作品の肝になると思いますので。

メーカー(販売元) アルター
原型制作柳生敏之
スケール1/8


それではパッケージです。

アルタークララクラン パッケージ1

アルタークララクラン パッケージ2

アルター作品です。大きいです。
オーソドックスな立ちポーズのはずなのに、圧倒的な服の物量と、たなびく髪。そして、盾と武器の大いなる存在感。
期待通りであると同時に、スペース泣かせの仕様です。


続きまして8方向。

アルタークララクラン 回転1

アルタークララクラン 回転2

アルタークララクラン 回転3

アルタークララクラン 回転4

アルタークララクラン 回転5

アルタークララクラン 回転6

アルタークララクラン 回転7

アルタークララクラン 回転8

論ずるより証拠。このボリューム感です。1/8とか言われても、一般的な基準値で推し量れない大ボリュームで攻められます。
とてつもなく多くの情報量を持った出で立ちですが、ピンポイントにひとつだけピックアップするのであれば、やはり「全方位フリル祭り」と言うべきでしょう。


それでは各スポットを探索。

アルタークララクラン01

顔。
戦場において自ら前衛に立ち、民を守ろうとする毅然とした態度が表情にもハッキリと表れています。
とても凛々しいのですが、やはり素顔は心優しき姫君。穏やかさを感じる微笑にも見えます。
そんな彼女らしい顔がよく再現されているのではないでしょうか。
胸元にあしらえられた白いバラの飾りも細やかに作られています。


アルタークララクラン02

盾の向こうに覗いた横顔。
前髪の造形や耳、などといったパーツはやや単調に見えますが、この作品においては主張するパーツが随所にあるため、顔パーツまわりは大人しめくらいが丁度良いのかもしれませんね。


アルタークララクラン03

髪。
まずはこの造形が凄いの何の。
うねるようにウェーブした金髪が、風を多くはらんだ様子をくまなく再現されています。オーソドックスに見えるはずの立ちポーズが、この髪の表現でグググッと動きが付けられています。


アルタークララクラン04

背後からの髪。
こうして見るとまるで、彼女の燃える心の姿を表しているかのようにも見えますね。


アルタークララクラン05

武器を持つ方の右手。
手首あたりに施された白バラの飾りがまた美しい意匠となっています。
肘周りの意匠も再現力が高く、抜かりはありません。見所に溢れています。


アルタークララクラン07

そしてこのフリルです。
容赦ないです。ダイナミックかつ繊細なフリルの造形が余すところ無く作り込まれています。

アルタークララクラン08

大きく膨らんだ部分が所々に作られ、ダイナミックさを増しています。


アルタークララクラン09

ボリューム豊かに、どこまでも緻密に。凄いです。恐れいります。
チューア・チュラムなどの作品から「フリルの人」と呼ばれる原型師・柳生敏之氏の真骨頂が遺憾なく発揮された、そんな気がします。
このフリル造形をぐるりと見渡しているだけで、小一時間楽しめそうな気すらしますね。


アルタークララクラン10

盾。
美しい仕上がりです。この盾が彼女のシンボルでもあるので、それがこれだけ存在を主張している出来なのはとても良いですね。


アルタークララクラン11

飾っているときにはまず見ることのない、盾の裏の持ち手の部分までこの再現性です。さすがですね。


アルタークララクラン12

右手の武器。メタリックな塗装が鈍色に光ります。


アルタークララクラン13

この独特な形状をしたメイスもキッチリ作られていて、全体の完成度を押し上げています。


アルタークララクラン14

足回りも見逃せません。
ブーツだけでもこれだけ見栄えがするものは、なかなかお目にかかれません。
頭の上から足下まで、完全武装を施したその姿は同時に、どこを見ても、美しく気高い姫の魅力が形として現れているようです。

アルタークララクラン15

台座は白一色の円で、刻印もこの部分のみ。これだけシンプルなのは、本体の魅力を邪魔しない配慮が為されていると捉えるのが正解でしょう。


アルタークララクラン16

さて、いよいよ姫の禁断の秘境に踏み入ってみましょう。
その脚には、セクシーこの上ないガーターベルト付きストッキングが覗きます。そこにはやはり白いバラが。


アルタークララクラン17

更に見上げたそこには、期待と信頼を裏切らない、純白のパンティがお目見え。
どこまでも白く、どこまでも心清らかな美しき姫君。その存在は正義の象徴以外の何者でもありません。

一方その頃ワタクシは、この姿に我慢ならなくなり、持ち得た象徴をもたげさせて性技に勤しむのです。

――本当に、対極的なまでに醜さ溢れるワタクシなのでした。台無しですね。


アルタークララクラン18

お尻は健康的な凹凸をクッキリと形作っています。
こんな扇情的なモノを見せられたら、正義よりも性技にシフトしてしまうのは仕方が無いでしょうよ……などと強引に正当化しようとする汚すぎるワタクシ。
――もう黙ろうね。


アルタークララクラン19

武器(メイス)と盾は取り外しが可能です。武器はこのように分解され、右手の平に作られた穴に通す形になります。


アルタークララクラン20

盾を持つ左手は、盾の無いバージョンの手首が付いているため、このように差し替えて雰囲気をガラリと変えることも出来ます。
盾に専用の手首パーツが据え付けられているので、手首パーツ部分を差し替えるイメージです。


アルタークララクラン21

頭頂部の鋭い形のクラウンも綺麗です。


アルタークララクラン22

コントラストを付けて。

アルタークララクラン23

アルタークララクラン24

アルタークララクラン25


以上で「クララクラン・フィリアス 甲冑Ver.」のレビューを終了します。

最後に一言――フリルわっしょい!