ツンドラで“蕩れ”なヒロイン『ガハラさん』こと、戦場ヶ原ひたぎさん。
辛辣で情け容赦ない言葉で“口撃”するのが得意で、さらには隠し持った文房具、主にホッチキス(ステープラー)で物理攻撃を与えることもある、危険極まる人物。
でも惚れた男には一途。
クセがあるようで、その実はストレートな性格だったりする。
そんな、変で、素直な、女の子。
戦場ヶ原ひたぎさんのフィギュアが、コトブキヤからリリースされましたので、ご紹介いたします。

ブキヤひたぎ18
相手を射ぬかんとするような鋭い瞳がたまらんですね。


メーカー(販売元)コトブキヤ
原型制作 しけたうどんこ
スケール1/8


パッケージはこのように。

ブキヤひたぎ パッケージ1

ブキヤひたぎ パッケージ2

いつものコトブキヤと少し違う印象があります。紫主体のカラーリングで目を引きますね。


8方向をぐるりと。

ブキヤひたぎ 回転1

ブキヤひたぎ 回転2

ブキヤひたぎ 回転3

ブキヤひたぎ 回転4

ブキヤひたぎ 回転5

ブキヤひたぎ 回転6

ブキヤひたぎ 回転7

ブキヤひたぎ 回転8

基本姿勢はすらりと立ち、表情も変化に乏しく全体的にシンプルで決め手に欠けるような印象を持ちます。
しかし、顔の角度、腰の位置、脚の屈曲の絶妙な構成が、見れば見るほど艶めかしく見えてくるのがなんとも通好みと言えそうな造形ではございませんか。
ふわりと広がった髪も大きな要素となっていますね。ロングヘアーのキャラらしい表現がなされています。


ポイントごとに見ていきます。

ブキヤひたぎ01

顔から上半身にかけて。
やや上目遣いの、切れ長の目がよく表現されているアイプリントで、ややクセはありますが、ちゃんとガハラさんしています。クセがあるくらいの方がガハラさんらしいと言えるくらいかも。
この写真では判りにくいですが、鼻もそれなりに高く造形されています。
ただ、口の形状がちょっと妙な印象を受けました。閉じているような半開きのような。きりりとした表情のようで、どこか気が抜けた表情のようにも見えてしまいます。
髪の造形はかなり良い印象です。
肌の色、その他彩色も、全体的に良好。コトブキヤの“本気”クオリティです。
グラデ表現こそやや乏しいですが、乱れのない塗装はさすがコトブキヤクオリティです。安心の手堅さですね。それだけに地味な場合も多いですが……


ブキヤひたぎ02

横顔を別角度から流し目風に。
じわりじわりとその嗜虐心が滲み出てくるような、絶妙な表情が再現されていてマゾヒスト大興奮ですね。(※ワタクシを含む)
服のシワも的確かつ豊かな表現で象られており、強い印象こそなくとも、じっくりと見れば見るほど惹き付けられる丁寧な仕事がなされています。


ブキヤひたぎ03

流し目風の表情をアップで。
んもう、タマランですなぁ。


ブキヤひたぎ04

今度は正面から視線をグサリと受け止めてみましょう。
――我々の業界ではご褒美ですなぁ。
今にもそのうっすらと開かれた口から、罵詈雑言の数々が浴びせかけられそうでゾクゾクします。マゾヒスト涙目。(もちろん嬉し泣き)


ブキヤひたぎ05

ネクタイのなびいた表現や、胸ポケットに差し込まれたペンなど、細かいところが実に良く作られていて好印象。
シンプルだからこそこういうところがちゃんとしているかどうかで、印象が大きく左右されますから、これは大きなプラスになっていると思います。
パッと見で目を引かないのがもったいない点ですが。
そして、細身の体型に不思議なほどピッタリと張り付くようになった服によって、その胸の形がハッキリと確認できますね。意外と大きくないかい? 強調されているので余計にボリューム感を与えられているのは否めないですが。
いやそれだとしても、年齢に似つかわしくないほどの、ふしだらな肉体をお持ちなのは間違いないでしょう。けしからん。ごちそうさま。



ブキヤひたぎ06

ここで改めて全体のバランスを見てみましょう。
絶妙ですよ、絶妙。見れば見るほど味わい深いです。


ブキヤひたぎ07

背後へ回ると、大きく開いた紫色のロングヘアーが視界いっぱいに広がります。
彼女のトレードマークと呼べる、女性の美しさの象徴でもあるそのさらりと流れる髪が、少女の華奢な身体を隠すように広がり、惑わします。そこからふと良い香りが漂ってきて、思考を掻き乱さんとしているかのような錯覚すら浮かんできそうです。


ブキヤひたぎ08

髪の流れる表現。
そして、両手の配置。
絶妙です、絶妙。
これだけビューティーな後ろ姿はなかなか無いと思いますよ。


ブキヤひたぎ09

大きく広がったロングヘアーの向こうには、ウエストの細さが際立つ体躯が。
少女と呼ぶには良すぎるスタイルで、綺麗なカーブを描いています。ガハラさん最高だ。スレンダーな身体よりは肉感の主張が強い身体が好きなワタクシですが、こういう見事なラインを見せられると、やっぱスレンダーなのも魅力があるなぁと再認識してみたり。


ブキヤひたぎ0

一旦、正面に回って脚周りを。
スカートのシワ表現がまた随分とこだわっていますね。
フトモモはそれほど魅力を感じさせない細さですが、ニーソにスムーズに至っている形状はそれはそれで良い感じかも。
膝の突起もちゃんと表現されていて、とっても良いと思います。


ブキヤひたぎ10

改めて後ろに回りこんで脚周りを。
短いスカートの下には鉄壁の黒ニーソを組み合わせ、究極の絶対領域を演出。その下にはクッキリと膝裏の形が浮かび上がり、ピッチリとフィットしていることを確信させます。生足よりも艶めかしいこのおみ足で、是非とも足蹴にされたい欲求に駆られます。
細すぎる足首に、パンパンに盛り上がったふくらはぎの対比がモータマラン。


ブキヤひたぎ11

指フェチの皆様、お待たせいたしました。
この作品は手への力の入れようも確かでございます。
爪はピンク色に塗られていますし、その造形もまた女性らしい美しい形状が見受けられます。
右手に持つのはホッチキスですが、こちらは別パーツのため取り外しが可能です。
取り外しても、左手と合わせてそれほど違和感のない形状になっているため、指フェチの皆様はホッチキスなど邪魔物でしかないぞと、取り外してお楽しみいただくのが良いでしょう。


ブキヤひたぎ12

その、対になっている左手の形状。
いやぁ、とっても素敵でございます。人差し指から小指までが段階的に曲げられているのは高ポイントです。
アルフィンの神造形には及びませんが、こちらも素晴らしいです。コトブキヤは指フェチをも満足させてくれるフィギュアをこのようにリリースしてくれて、本当にありがたい事ですよ。


ブキヤひたぎ13

靴底――はさすがにフェチになる要素がワタクシにはないので、その上にぼんやりと見える秘境へと赴きましょう。蟹の奔流はさて置いて。


ブキヤひたぎ14

秘境到達。そして衝撃の事実。
素晴らしいものをお召でございますよ。
レース付きの高級感ある、清潔感ある純白のショーツかと思いきや、そこには明らかに奇怪な模様が点在しております。


ブキヤひたぎ15

まさにそれは、彼女が隠し持っている文具たちではないでしょうか。
あれはどこから発生するのかと思っていたのですが、ショーツから必要に応じて分離、具現化出来るという便利仕様だったのですね!
恐れ入りました。
――にしても、シワ表現はショーツに到るまで実にお見事。いやこちらはコトブキヤの定評あるお仕事でしたね。


ブキヤひたぎ16

前から。
レンズを忍び込ませるのはなかなかの高難易度ですので、ぜひその全貌は皆様の肉眼でお確かめいただければと。
いやぁ見事なものですよ。


ブキヤひたぎ17

蟹。
蟹の爪の形状が、無色透明なパーツにより形作られ、そこにびっしりと蟹の文字が。
何とも面白い物体ですね。
この奇妙奇天烈さが、元ネタの作品性をどことなく匂わせるようです。


ブキヤひたぎ19

ブキヤひたぎ20

遊び心強めの写真で〆。


目立たない、渋い作品だなぁという第一印象から、なかなかクオリティが高そうじゃないかと思い始め、見れば見るほど魅了され、いつしか多角度から舐め回すように見ていた、シンプルなようでいて見どころたっぷりの、玄人好みの作品でした。
さりげなく飾っておいて、ふと見直して楽しみたい品ですね。