今回ご紹介させていただくフィギュアは、プライズ(ゲームセンターの景品)のものとなります。
これまでにいくつかのフィギュアをレビューさせていただきましたが、プライズの作品は初めてとなります。
普段は入手しないどころか、ゲームセンターに足を踏み入れることもめったにしない、あまり縁の無い分野ではございますが、たまにこうして欲しくなるフィギュアが登場するので目が離せなかったりもします。
そもそも、現在のプライズ用フィギュアは、所詮景品だからクオリティが低い、などと頭ごなしに決めつけるのは過去のハナシとしなければならないでしょう。
特に、今回取り上げる作品の配給元でもある「セガプライズ」は、プライズフィギュアの常識を覆すほどのハイクオリティ作品を次々と送り出してくれています。しかも、スケールフィギュアとして市販されているフィギュアとパッと見は同等レベルで、ここでしか手に入らない魅力のあるラインナップをしてきます。
ええ、フィギュアスキーとしてはまったく目が離せません。

今回の作品は、セガプライズのフィギュアとしてはすっかり定番化している「これが私の御主人様」を題材としたもの。
そして、以前扱われていた作品のリニューアル品となります。
以前のタイトル名は「WORK AT MIDNIGHT」(真夜中のお務め)と、実に意味ありげなものでした。今回のタイトル名は「夜の帳はやはらかに」と、そこまで意味深のものではなくなっています。
この「やはらかに」という部分が、リニューアルのポイントとなるのですが――

さて、前置きはこれにて終了。それではメイドさんたちの夜のお仕事っぷりを、じっくり堪能していきましょう。

夜の帳はやはらかに 正面W
スケールとしては1/8くらいでしょうか。一般的なスケールフィギュアと遜色のない大きさです。


メーカー(販売元)セガ
原型制作 倉本育馬(ミリメートルモデリング)
スケール1/8


パッケージはこのようになっています。

夜の帳はやはらかに パッケージ1

夜の帳はやはらかに パッケージ2

表はフィギュアの写真。裏は元絵になります。
見比べてみると、印象が違う気がします。元絵のファンは、違和感が生まれてとっつき辛いかもしれませんね。
ただ個人的には、それぞれに魅力があると思いますし、むしろ造形でアレンジされたことによって別の強烈な魅力が生まれたと感じています。


それでは、それぞれを見てきましょう。
まずは「沢渡いずみ」から。

夜の帳はやはらかに いずみ02

夜の帳はやはらかに いずみ01

夜の帳はやはらかに いずみ03

のっけからパンツ丸見えですいません。見せつけてるんですから、据え膳食わぬは男の恥。さっそくいただいてしまえばいいと思うんです。
とはいえいきなりダイブしちゃうのも味気ない。せっかく、なかなか見られそうにない困惑した表情をしているのですから、じっくりと焦らして楽しんじゃいましょう。
――と、そんな妄想を掻き立ててしまうほどの素晴らしいシチュエーションが見事に立体化されていてとっても素敵。どの角度からも、乙女の恥じらいが随所に見て取れるのでじっくり楽しめます。
ガーターストッキングの艶あり塗装が、プライズの域を超える高級感を醸しだし、艶めかしく光るその表面に男の欲望を映してしまっているようです。
なお、ふくらはぎの辺りに白い粉っぽいものが見えますが、これは保護のためにベビーパウダーが施されているためらしいです。パッケージの注意書きに記されてあります。

夜の帳はやはらかに いずみ04

夜の帳はやはらかに いずみ05

角度によってはやや呆けたような、微妙な表情にも見えますが、自分のおかれている立場がまだ呑み込めていない、初心な表情だと考えると絶妙だなとも感じるので全面的にオーケー。見るものの想像力次第で大きく魅力が膨らむ仕様とも言えるでしょう。
そして、尻全開の無防備さがまた、何ともそそられます。

夜の帳はやはらかに いずみ06

夜の帳はやはらかに いずみ07

夜の帳はやはらかに いずみ08

いずみは何と言ってもこの巨乳。
柔らかそうで突っつきたくなるところですが――何と!
今回のリニューアルによって、この突っつきたくなる乳が、一度突っつくと再び突っつきたくなる「やわらか素材」になっているのです!!
素晴らしい実用性ではございませんか。プライズでここまで至れり尽くせりとは、恐れ入るばかりです。
それを実用的っていうのもアレでしょうが。
柔らかいのは露出した胸の部分だけなので、他は硬い普通のポリ系素材です。全身をぷにぷにして遊ぶほどの豪華さはないので、期待はしすぎないように。
それでも、胸のぷにぷにだけで一緒に一夜は明かせそうなものですけども。
エプロンドレスのシワ表現も実に見事。プライズは塗装が単調になりがちですが、このシワ表現によって安っぽさをほとんど感じません。塗装がハミ出したり剥がれていたりする部分もパッと見では見つかりませんし、なかなか丁寧に仕上げている印象です。ただ、プライズ品は個体差が激しいので、全幅の信頼はおけません。そこは念頭に置いておきましょう。

夜の帳はやはらかに いずみ09

夜の帳はやはらかに いずみ12

夜の帳はやはらかに いずみ13

夜の帳はやはらかに いずみ14

足元をアップで。
脱げかけの靴とか、ストッキング越しのつま先とか、素晴らしいシチュエーションの再現性。フラッシュを炊いているので塗装がケバケバしくなっていますが、普通の照明下ではここまで引き立ちませんので、普通に良い印象が持てるでしょう。靴を含め、造形、塗装ともかなり丁寧です。一般的なプライズの域はとうに超えている気がします。

夜の帳はやはらかに いずみ15

夜の帳はやはらかに いずみ16

夜の帳はやはらかに いずみ10

夜の帳はやはらかに いずみ11

夜の帳はやはらかに いずみ17

素敵な食い込み方をしたパンツをメインディッシュに据えて〆。
見どころたっぷりすぎて、本当にこれをプライズとして出しちゃってもったいなくないのかと心配するレベル。様々な市販スケールフィギュアと勝負出来るのではないでしょうか。ネタとしても、クオリティとしても。


さて、既に大満足ではあるのですが、まだ精力を絞り切るには早いです。
もう一人、待機している娘がいるのです。
続いて「倉内安奈」を紹介します。

夜の帳はやはらかに 安奈01

夜の帳はやはらかに 安奈02

夜の帳はやはらかに 安奈05


いずみと比べ、下半身を防御する意識が高いようで、簡単にはパンツが拝めません。
ただ、その恥らいを感じる仕草がたまりません。

夜の帳はやはらかに 安奈03

夜の帳はやはらかに 安奈04
この表情。かなり独特です。元絵に比べるとかなりニュアンスが違いますね。
だが、それがいい!
この、瞳に生気を失いかけ、口元を軽く引き攣らせた表情。
まるで、今まさに覚悟を決めたような表情ですよね。
(わたし……今日、この人にあげちゃうんだ…………)
と考えていること間違いありません!
素晴らしい――実に素晴らしい瞬間に立ち会っているのです!!
女の子にこんな顔をさせられるとは、何とも貴重なことでしょう。これから大人の女性になる彼女は、もうこんな顔を見せてくれないかもしれないのです。
まさにこれは、一生に一度催される儀式の時だけ見られる奇跡の表情なのです。
最高という他ないではございませんか。
(むろんこれらのシチュエーションは勝手な妄想で構成されております。そう見えなくても責任は持てませんのでご容赦ください)

夜の帳はやはらかに 安奈06

夜の帳はやはらかに 安奈07

夜の帳はやはらかに 安奈08

やはりこちらも胸にやわらか素材を採用されていて、リアルにぷにぷにできます。楽しめます。
さすがに、こずえのようなボリュームはありませんが、こちらはこちらでほどよいボリュームなので、これはこれで楽しめるでしょう。
もう一人のメインヒロインである沢渡みつきがラインナップされていたら、ちょっと問題となるかもしれませんが……
こちらもエプロンドレスのシワ表現は秀逸。そして、手つきが艶めかしくてとてもよろしいかと。指先の形も良く再現されていて素晴らしいです。

夜の帳はやはらかに 安奈09

夜の帳はやはらかに 安奈12

夜の帳はやはらかに 安奈13

夜の帳はやはらかに 安奈14

こちらも、いずみと同じくストッキング越しの足の形が見事に象られています。
違いとしては両足とも靴を脱いでいることですね。すっかり準備万端と言っていいのでしょうか。

夜の帳はやはらかに 安奈10

夜の帳はやはらかに 安奈11

夜の帳はやはらかに 安奈15

改めて指先をスポット。
これでプライズとか本当に冗談としか思えません。市販のスケールフィギュアでも、ここまで手元を緻密に表現しているフィギュアはそう多くありません。指フェチの要求にも充分に答える素晴らしい再現性。そして、艶めかしく妖しい手つきに多くの妄想を掻き立てられる仕上がりで、想像すればするほど楽しめる、魅力に際限がない仕様に大満足。

夜の帳はやはらかに 安奈16

いずみと比べて角度はかなり限定されますが、ちゃんとパンツは見えます。
チラリズム派には、防御力の高いこちらの方がむしろ、と思えるでしょう。
内腿の肉感もなかなかのもの。こんなところにまで抜かりなしとは凄すぎです。どうしてプライズでここまでやっちゃったんですかと問いたくなるレベル。セガはスケールフィギュアを出していないから、ここで出し惜しみをする必要なくとことん出来るのかもしれませんね。
――いいぞ、もっとやれ。スケールフィギュア製造メーカーに刺激を与えまくってくださいな。

夜の帳はやはらかに 安奈17

夜の帳はやはらかに 安奈18

夜の帳はやはらかに 安奈19

ここまで触れていませんでしたが、枕やベッドの質感も見事。とにかくいずれのシワ表現も緻密に作られていて、プライズの安っぽさをほとんど感じさせません。見事な造形によって、塗装のレベルでどうしても市販フィギュアに劣ってしまう不利な点を充分にカバーしています。
プライズフィギュアのクオリティを最大限に高めるためのひとつの解答が、ここにあるような気がします。

夜の帳はやはらかに 安奈20

最後に、その絶妙な表情を引き立てて〆。
素晴らしい、と書くのを躊躇ってはいられずに何度も使ってしまうほど、随所に魅力を散りばめた素晴らしいフィギュアでした。
本当に、プライズでここまでの品を生み出してくれていることを感謝せずにはいられません。
こうしてただ見るだけでも充分に楽しいのに、さらに、おっぱいぷにぷにのお楽しみ要素まで追加されている贅沢。これは手に取らざるを得ませんよ。


さて、こちらのフィギュアは壁掛けができるように、額縁のように釘を掛ける穴があいています。

夜の帳はやはらかに 背面

さすがに、このフィギュアが壁掛けで飾れる環境は限られるでしょうが、環境が許せばレイアウトの自由度が高く、飾る上で邪魔になりにくく、利便性の高い品と言えるでしょう。
いやホント、至れり尽くせりですね。


ごちそうさまでした。