購入はほぼ決心しているのに、通販は行わずに店頭購入にこだわり、予約すらせずに現品購入をするのが主義だとして、結局は二日連続でアキバの各ショップを徘徊してやっとのことで購入に至る、なんて融通の利かない損を呼び込む思考ロジックに支配される程度の脳力。
そんなワタクシ――のことなんてどうでもいいですね失礼。

今回は普通に大人気の魔法使い娘こと霧雨魔理沙の、一迅社企画版(製作はコトブキヤ)のフィギュアをレビューします。
販路が一迅社(出版社)なので、通常のフィギュア取扱ショップでは見掛けず、予約をしていた「アニメイト」や「とらのあな」でも、店頭販売分は見掛けず(早速売り切れ?)、どうにか「ゲーマーズ」に一点限り置いてあるのを見付けて、現品購入の主義は守ったから迷う理由がないからもう買うすぐ買う、とレジへ。まったく、厄介な主義を抱えてしまったものです。

あたいったら?ね!!!


ではレーザーのようにまっすぐで熱い視線が堪能できる一枚から。

魔理沙01
メーカー(販売元)一迅社(制作:コトブキヤ)
原型制作 御園翁人
スケール1/8


そして、恒例のパッケージから。

魔理沙パッケージ1

魔理沙パッケージ2

パッケージデザインはコトブキヤのフォーマットに則っていないので、コトブキヤの製作品だとは思えない印象です。販売元である一迅社が担当しているのでしょう。出版社ならデザインと印刷はプロフェッショナルでしょうし。

今回は三色の背景を使いました。そして、それぞれの背景ごとに焦点距離(=画角)を変えています。それぞれがどの程度の画角か、イメージしながら見てみてはいかがでしょうか。

まずは、月をイメージした黄色背景。因幡さんたちはいませんけども。

魔理沙03

魔理沙02

黄色背景で撮影したものは、冒頭の一枚と合わせて計三枚。ご覧のように陰影をガッツリ落としたものと、台座を強く光らせたものです。
前者は白色LEDを間近で照射し、1秒程度のシャッタースピードで撮影しました。対して後者は、白色LEDを遠くでバウンスさせるように拡散させているため前者に比べてかなり暗くなっています。結果として台座が明るくなっていますが、これを行うために20秒もの長時間露光(シャッター開きっぱなし)を行っています。
F13まで絞ったとはいえ、ここまで長く露光しなければここまで明るくならないとは、台座が暗すぎやしませんかと。
多くの方がご指摘されているとおり、これには肩すかしを食らった気分です。発光ギミックを売りのひとつとしているには、あまりに物足りない効果の程で、普通に飾る上では発光していることに気付くことは難しいでしょう。
どうしてこうなった。
同じく単三電池二本を使う白色LEDは、6つのLEDを使ってかなりの光量を有しているので、コストや構造の問題もあったでしょうが、もっと期待に応える仕様にして欲しかったですね。

さて、長々と文句垂れるのはこのあたりで切り上げて、次のレンズ&背景の写真に行きましょう。

魔理沙09

魔理沙08

魔理沙07

魔理沙06

魔理沙05

魔理沙04

夜空をイメージしての青紫の背景です。
かなり寄れていることを見れば、ワタクシの所持レンズをご存じの方ならピンとくるかもしれませんね。
なんかもうダイナミックすぎて、構図をどうこうしようなんて考えていられませんでした。どの角度から撮ったらこの魅力をどうやったらなるべく取りこぼすことなく伝えられるだろう、という事だけを考えるしか有りませんでした。それでも取りこぼしまくっているかもしれませんけども。
足を大きく顔の前に振り上げているポーズなので、特に顔の左側が照明の陰になってしまう問題がつきまとうのでした。これにはきっと、いずれのレビュアーさんも悩まされたことだろうと思います。
ワタクシは陰になるのが好きだから、なるがままになれと気ままに撮影しましたけども。でも左側の顔がじっくり堪能できる機会が少なくなりそうだったので、左側からの横顔をピックアップした一枚を撮りました。
スカートの中をさらけ出すほどのポーズになっているのは、東方キャラの定番下着であるドロワースを穿いているからこその芸当なのかもしれませんね。常に空を舞い無数の段幕を避ける必要があるので、スカートの中を覗かれて恥ずかしがっている暇など無いでしょうから、スカートを穿いているキャラがドロワースのような“見せパン”を穿くのは理に適っているんでしょうね。

\ゆっくりみていってね!!!/


さて、最後は黒背景です。

魔理沙10

魔理沙11

魔理沙12

最後も長時間露光で台座を強く光らせて〆。

さて、それぞれどういった焦点距離のレンズを使用したか、おわかりになりましたでしょうか。

正解は【黄 = 55mm】【青 = 35mm】【黒 = 14mm】でした。APS-Cサイズのセンサーを使っているカメラですので、35mmフィルム(フルサイズ)換算では1.5倍を掛けてください。
画角としては【黄 = 約29°】【青 = 約44°】【黒 = 約90°】となります。
背景が平坦だと、すごく解りづらいですね。フィギュアの形状を把握していなければ尚更です。
違いが解りやすい部分を挙げるとすれば、一番上の写真と一番下の写真は顔の角度が近いのに、スカートの中の見え方がそれなりに違う点でしょうか。
それなり、ってくらいではありますけども。

お気に入りの視点は見付けられましたでしょうか?


台座のギミックは物足りませんでしたが、それを除いても余りあるだけの魅力に溢れる趣向を凝らした、非常に興味深い造形をした作品です。
ただ、流通経路が限られていたことからネット通販分を逃すとほぼ購入は出来ない、ファンにとってはハードルが高く、見逃してしまった可能性も高い、ちょっともったいないかなと感じる現状となっています。
いつも貼ってるAmazonのリンクも、取扱がないため貼りようがありません。そんな品です。
こうして写真で魅力を伝えようと提示して、見た人の購入意欲を高められたとしても、いざ買おうと思っても買う方法が無いに等しい状態というのは、レビューを行う身としては歯がゆさを感じてしまうところです。

レアリティを重視するオーナーさん達には歓迎できないでしょうが、もしこちらの作品を購入したいと考える人の声が多く届くようだったなら、再販を実施したり、別の流通を使っての販売も行って欲しいものです。
せっかくこれだけファンの多い作品で高い人気を誇るメインヒロインが、とても魅力的な形で立体化されたのですから。

「出し惜しみしなくてもいいんだぜ!」