またWAVEのフィギュアを店頭チェックで衝動買いしちゃったんだよ!
事前情報はほぼ皆無だったけど、現物を見て惚れました。
レイというキャラクターに対していえば、14年ぶりに惚れ直しました。
(これはちょっと言い過ぎかもしれませんが)

そのくらいの感動を得ましたよ。

正直なところ、パッと見たところの印象は地味です。WAVE作品らしく特別っぽさはなくオーソドックスだし、目を引くような点も特に見当たりません。

しかしながらワタクシはほとんど迷うことなく購入しました。
なぜか。

雰囲気が最高だから、に他なりません。

同じWAVEの古手梨花と同じ理由です。

しかし、梨花は値段が下がるのを待っての購入だったのに対して、こちらは値段が下がる前の発売日購入でした。
それだけ、ワタクシはほとばしるパルスを感じ取ったのです。

では、その気持ちを少しでも解っていただけたらと思い、レビューを始めたいと思います。

綾波レイ プラグスーツVER 14
メーカー(販売元)WAVE
原型制作 桜坂美紀(チェリーブロッサム)
スケール1/10


ではパッケージをどうぞ。

綾波レイ プラグスーツVER パケ1

綾波レイ プラグスーツVER パケ2

いつも通りのWAVE統一箱なので、イマイチ目立ちません。
けど、見付けてしまったら一目惚れしかねない出来の良さは感じ取っていただけるはず。小さいながらも侮れないぞと。

では、ぐるりと見ていきましょう。

綾波レイ プラグスーツVER 01

綾波レイ プラグスーツVER 02

綾波レイ プラグスーツVER 03

綾波レイ プラグスーツVER 04

綾波レイ プラグスーツVER 05

綾波レイ プラグスーツVER 06

いかがでしょうか。
色数の少なさが好結果に繋がっているのかもしれませんが、WAVE製としては塗装の完成度が高いように思います。
店頭で見た限りは個体差が散見され、細かいところではありますが、ズレやはみ出しが見られました。スケールが小さめなのでより目立つ結果となってしまっている点はあります。
しかしながら、どの角度から見ても破綻は感じられません。デザインについても然り。シンプルながら、バランスの取れた良いポーズだと感じます。
なにしろ、身体のラインがぴっちりと出るプラグスーツ姿らしく、全身を覆っていながら身体の曲線美を大いに楽しむことが出来るようになっています。
そして、表情が見る角度によって微妙に変化しているように見えませんでしょうか。

ちょっと近寄ってみましょう。

綾波レイ プラグスーツVER 11

綾波レイ プラグスーツVER 12

無表情に見えたレイの顔が、わずかに感情を見せているような印象がありませんでしょうか。
憂い顔、とでも言うべきでしょうか。

では、WAVE製フィギュアならではの首の可動を行ってみます。

綾波レイ プラグスーツVER 13

様子を窺っているような顔。

綾波レイ プラグスーツVER 14

少し楽しそうな顔。「クスッ」とした声が聞こえてきそう。

綾波レイ プラグスーツVER 15

期待を胸に秘めている顔。

あくまでもワタクシのファーストインプレッションではありますが、そのような表情を浮かべているように感じました。
ベースの表情が希薄なので、ちょっとだけ顔の位置を変えただけでも、眉の見え方や口の形が変化して、そこに新たな感情を読み取ることが出来ます。
すごい、このフィギュアすごい。
一粒で何度美味しいんだろう。

いやー、写真向きのフィギュアだと思います。こうして画が固定できると表情も固定されて、それと感じやすくなりますから。
まあ、リアルで見ても出来が良いので、それはそれで楽しめますけどね。けど、ここまで撮影していていろんな顔を見せてくれ、しかも破綻が感じられない物は滅多にありません。すごいです。

ここまで褒めちぎりたいフィギュアは初めてかも。期待していなかった分、良い方向での衝撃が大きかったのもあるかもしれませんが。
いや、この価格(実売4000円程度)でこれだけ楽しめるのは超お買得ですよ。
もちろん、好みに合致することが前提ですけどね。ダイナミックさは皆無ですから、遠くから見るために飾って楽しいと思えるかは疑問ですし。

ではここからは少しアングルを変えてみましょう。

綾波レイ プラグスーツVER 16

綾波レイ プラグスーツVER 17

たたずむレイ。めっさ可愛いですな。

綾波レイ プラグスーツVER 18

角度によってはこのように首のジョイントが気になることがありますが、やや向こうに傾けた上でややローアングルから見ない限りは気にならないかと。ローアングルから見たくなる造形のフィギュアではないと思うので、ほとんどマイナスにはならないかと。
それどころか、首の可動だけで表情がこれだけ変えられるという素晴らしい付加要素が付きます。この手法における特別な成功例になるのではなかろうかと思いますよ。
ホント、思わぬ逸品に出会うことが出来ました。とっても嬉しいです。

綾波レイ プラグスーツVER 19

それでも一応確認までに。やや背後からのローアングルだと、アゴ周りが大変なことになっているように見えちゃいます。しかし前述と同じ理由で、まず問題は出てこないはず。

んではここから、趣味に特化するため暗闇背景とスポット光撮影を行います。
これをやりたいがために、最近白色LEDライトを仕入れたので、それを使いました。

綾波レイ プラグスーツVER 20

汚いモノを見る視線。ゾクゾクしますね。

綾波レイ プラグスーツVER 21

悲しそうな顔。
と、ここで注目していただきたいのですが、出来れば写真をクリックしてご確認ください。
右側の目に、うっすらと涙が浮かんでいるように見えませんか?
これ、WAVE作品特有の、アイプリントにクリアが塗られまくっていることによる表面反射で、いつもライティングに悩まされる元凶なんですが、まさかこんな形で表現されるとは思いませんでした。
めちゃくちゃいいんですけどコレ。どこまで至れり尽くせりの仕様なんだって。ここまで好結果として跳ね返ってくるのは信じられません。驚きの連続です。

綾波レイ プラグスーツVER 22

こちらはもっと解りやすいでしょう。こんどは左側の目です。
写真の加工ではなく、ライティングでこんな事まで出来てしまうWAVEフィギュア。新たな可能性を見せてくれました。
今度この手法を、梨花でも試してみようかなと。

泣きそうな顔をしている女の子、大好物ですよ。
自らが原因となって泣かせてしまうのは大嫌いですけどね。

綾波レイ プラグスーツVER 23

「なにこの人……きもちわるい」

ありがとうございます。本当にありがとうございます。
その視線、我々の業界ではご褒美です。

綾波レイ プラグスーツVER 24

最後に、斜めの構図を一枚。こういった構図に走るまでもなく、多くの表情を頂けたので、構図をいじる余裕など有りませんでした。
なんという汎用性。
レイの魅力、原型師の技、メーカーの手法。それぞれが呼応して、ここまで多くの魅力が詰まった作品に仕上げてくれたことを、フィギュア愛好家として感謝の言葉を示したいと思います。
送り出してくれて、ありがとう。

綾波レイ プラグスーツVER 25

最後に少しだけ、実験作を。
スポット光を導入したので、シルエットを背景に映す手法を。背景に使ったのは貞本氏の、レイの絵がいっぱいみれる画集。
実は、一番最初の写真は灰色に近い背景が欲しかったので、この画集の裏表紙(ほぼ無地状態)を使っていたりもするんですけどね。

いやほんと、ここまで満足できるとは。
本当に驚きです。