なのですよー

梨花のフィギュアはプライズと個人制作しか見た記憶が無かったので、アニメ化が二期まで制作され、その中でも人気の高いキャラクターとしては意外に思っていたのですが、ここにきてようやくと言っていいのか解りませんが、スケールレベルのフィギュアが発売されました。

しかしながら、制作販売しているメーカーはWAVE。偏見を承知の上で言わせてもらうと、プライズとそう大差ないクオリティでパッケージ販売をするメーカーという印象があるので、あまり期待は持つことができません。

今回も、現物を店頭で見た上で、限定特価が行われていたからこそ買った、というのが正直なところ。現状の実勢価格では購入に至らなかったと思います。
それでも買った理由は、同じWAVEの作品として購入したことのあるアラエルさんと一緒で「その雰囲気に惚れた」からです。
つまり、初めて店頭で見かけてからこれまで、安くなるのを見計らっていた作品なのでした。
いつものように、発売から日が浅いフィギュアでも、在庫が過多で動きが鈍いと見ると思い切り良く半額近くまで値下げしてくる、アソビットさんでの購入です。ワタクシったら毎度のこと、在庫整理のための良いカモですよ。まあ、双方にとってメリットになるのならイイでしょうけども。

そんな、あまり前向きではない前置きになりましたが、このフィギュアの持つ雰囲気が伝わればと思い、レビューを行わせていただくとします。
メーカー(販売元)WAVE
原型制作千鶴(鶴の館)
スケールNON


まずは例の如くパッケージ正面からの一枚。

梨花パッケージ

と、こんな感じですが、両側面のセリフ抜き出し文が独特の雰囲気を醸し出していて、いかにも「ひぐらし」な印象を引き立てています。
公式にはNONスケールとなっていますが、だいたい1/7くらいでしょうか。WAVEのフィギュアとしては大きいです。

これを見ただけでは「パッとしない、特徴のないフィギュアだなー」といった印象を持たれた方が多いのではないかと思います。

それでは四方向です。

梨花01

梨花02

梨花03

梨花04

どうでしょうか。
顔はほぼ無表情で、ポーズもシンプル。
しかしながら、妙にゾクリとくる雰囲気が漂っていませんか?
この、並々ならぬ意志が込められた瞳……そこに惚れたワタクシです。
このシンプルな構成で、この存在感。元々、キャラクターの性格や特徴を滲ませるような、よく考え練られた美しいポージングを備えたフィギュアを好むワタクシですが、この梨花については、シンプルなこのポージングがズバリとフィットしたのです。コレ、ちょっとした衝撃でした。
そして、シンプルだからこそ余計に、その瞳の力強さに引き込まれます。
服の素材感や、足下は及第点とまでいきませんでしたが、それは些細なことに思えてきました。この価格ならば是非手元に置きたい、と思ったのです。
基本的にワタクシは、写真撮影をしたら飾らずに仕舞ってしまうことが多いのですが、久々に「ふと、その顔を眺めたくなる」フィギュアと感じたので、このフィギュアはしばらく飾っておこうと思います。

さて、早速個人的な観点をずらずらと書き連ねてしまったのですが、ここからはご覧頂いている貴方の観点で、このフィギュアの魅力を汲み取っていっていただければと思います。ワタクシなりに、この雰囲気がより伝わるような仕上げをしたつもりです。

梨花05

梨花06

梨花07

梨花08

梨花09

ええ認めましょう。
下からライトを当てすぎだと。
でもいいんです。ちょっと陰険な雰囲気が漂うくらいが、梨花ちゃまに相応しいでしょうから。

一部、語学教師っぽいジェスチャーをしているように見えなくもないですが気にしないこと。
梨花の教えによって人々が「にぱー☆語」を話せるようになったらきっと、
この世界の情勢は大きく変わることになるでしょうね。そんな淡い希望を持ってしまいました。

なんて脱線トークはさておき。

どうでしょうか。このフィギュア、いくつかのショップで山積み状態になっていて、あまり動いている様子はないのですが、パッと見だと地味な印象ながら、見れば見るほど味わいのあるフィギュアに見えないでしょうか。


さて、ここからは補足です。

梨花10

いきなりこれをパッと見ちゃうと、すこし気持ちが悪い模様に見えますけど、足下の台座を下から見たところです。
このように、フィギュアと台座は最初からネジ留めされていて、そのままでは取り外せないようになっています。ワタクシは取り外してみましたが、ネジ以外にも接着部分があるようで、すぐには取れませんでした。無理をして剥がすと、素材を痛める危険性があるので、外す場合には注意をした方が良さそうです。

梨花11

次は服について。
パッケージ越しに見ても、パール塗装されたワンピースの服は明らかにフィギュア本体と素材感が違い、完全に分離すると踏んでいたのですが、予想通り完全な別パーツでの成形でした。
この写真のように、腕周りから完全に離れています。
しかしながら、取り外せるようには考えられておらず、服の前後と両腕の4つのパーツがそれぞれ接着されており、この接着を無理に取り外さない限りキャストオフにはならないようです。
微妙に惜しいところですね。
このロリコンどもめ。

梨花12

梨花13

梨花14

キャストオフは無理でも、ワンピースなので当然おぱんちゅ確認は容易です。
キャストオフは無理でも、おへそはもちろん、わずかなふくらみが確認できるくらいまで見ることが出来ます。
いや、ふくらみがあるかどうかも怪しいレベルなんですが……
このロリコンどもめ。

画面の前で「お前が言うな」と突っ込んでくれた方、ありがとうございました。

あと、塗装面で気になった点。

梨花15

ワタクシの購入した分では、このように大胆な塗り忘れがありました。
これがWAVEクオリティなんでしょうかね。7000円近い定価で販売しているのですから、せめてこのようなレベルは脱却していただかなければと思います。
あと気になったところとして、瞳のクリアが付きすぎていて、テカりまくりだったことがあります。これは普通に飾る分にはそれほどマイナスにならないのかもしれませんが、撮影にはやや苦心しました。フィギュアを撮影するのを趣味とする者として、少し抑え気味にしていただけると嬉しいです。

正直な感想としては、今回購入した2980円が適正価格ではないだろうかと感じたレベルの作品です。WAVEにはもっと頑張っていただかなければと思います。5000円以上するスケールフィギュアがこのレベルでは、店舗が不良在庫を抱えてしまうことになるのも致し方ないように思います。
特にこのドリームテックシリーズは、売り文句が“最新最高の技術で製品化する”ことのようですので、その言葉から購入者達が思い描く要求水準に達するよう、もっと頑張ってください。
期待しています。

とても雰囲気の良い作品だっただけに、上のような欠点が実にもったいなかったので辛辣な物言いが中心となってしまいました。
今回はアソビットでのみ期間限定の低価格販売となっていましたが、発売から約一ヶ月経ち、在庫も潤沢になっているようなので、他のショップでも同価格程度まで値下げされる可能性が高いと思われます。
フィギュアファン、ひぐらしファン、ひいてはキャラクターグッズファンの方々には、ぜひ一度じっくりとこの作品と向き合って、その魅力を汲み取っていただいて、その価格だったら買っても良いな、と思えるようでしたら購入してみてください。地味に映るかもしれませんが、飾ってこそ味わいが出てくる良作として、お気に入りのひとつになるかもしれませんよ。